2006年12月12日

[thesis] 「リスクを考える」ということ

「SIerよ! リスクを取れ」と言っても、リスク管理ができてなければ・・・

よく「リスクを考えて~」と言われる.内部にその解消手段があるからの発言であればいいのだが,顧客にいい顔をしたいから「ちょっと無理そうでもやってみよう」的な方向に流れる.そして無理な残業を強いられる状態になり,生産性が向上せず,結果的に利益に貢献しにくくなる.やはり世の中はこんなのばっかりなのかと少し悲しくなった記事でした.

「リスクを考える」とは,「回避」「許容」「分散」などの「リスクヘッジをする」ことであって,「リスクがあるとわかる」ことではない.「リスクがあると分かっただけでも進展がある」と言った時点で既に「リスクを許容しようとしている」のではないだろうか.この点の思い違いが,想定外のミスや労働超過につながってしまうのではないだろうかと,最近思ってます.
Posted by Rust Stnard at 14:19

2006年12月 7日

[PC] 生産性と効率を上げるためには

人月見積もりでは生産性は上がらない、IPAが警告

人足計算で見積もりたてるのは簡単.でもそれではここの生産性を挙げると結果として「製作物に対するコスト」が下がることになる.人足計算を基本にすえると,コスト=売り上げを上げるためには「生産性をある一定以上には上げない」なんていう非効率的な思想の下で仕事をしなければならないが,当然そういうわけにも行かない.結果として,「1人日の仕事を1日で複数こなす」なんていうよくわからない状態になる.

やはり今後のIT業界では, マネージメントと個々の能力の見極め,説得力ある見積もりとその詳細設定などを行う必要があるのだろう. 上に立つ人にこれらの能力があれば,生産性の向上が売り上げの向上に,そして利益の向上につながるのかもしれない.

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Posted by Rust Stnard at 18:14

2006年12月 1日

[PC] 基盤設計とその重要性

システム基盤設計の基礎:ITpro
Part1 「非機能要件」を左右するシステム基盤の理解が必須に
いろいろなWebシステムを設計・開発しているけど,意外にこの「基盤」部分が軽視されてしまう.そもそも予算計上することがはばかられるというか,「そこは普通の状況だけ考えればいいから」的な指示が来るのだが,そもそもその「普通」を実現するのに必要だということが理解されない.そのため「やばい状況」になるまで放置され,復旧・修復に追われるのが常ではなかろうか. エンジニアとしては,まずあらゆる状況を想定し,そのうち被害が甚大になるものから問題をつぶしていくのがいいと思うのだが,現実にはそうはできない状況が多い.そのような状況下でどこまで未来を予測して修正・変更点を最小にできるように設計・開発できるかが重要なんだろうな. だから私は,「いまがこうだから,これでいいや」ではなく,「『こんなこともあろうかと』はできる限り取り込む」ようにした方が,後あと自分のためになると考えて設計・開発している.だってその方が楽だしな,何かが後で起こっても.

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Posted by Rust Stnard at 10:47

2006年11月 9日

[thesis] 更地主義の良し悪し

ソフトウエア開発者の危うい「更地主義」
ものにもよりけりだよな,やっぱ.既存物は「動作している」というある意味実績があり, それと同じく「潜在的なバグがある」という不安材料もある. 一から開発しなおすのか修正を続けるのか,どちらがいいのかと言うのはその規模や内容に依存するだろう. 最初は木造住宅を作ってたのに,「やっぱりビルでしょ」とか言われて, 「建て増しでよろしく!」なんてのは増築レベルでは不可能だが, 「2階建てを3階建てにできない?」と言うのはできそう,とかね. 何事にも柔軟な対応ってのが重要よね.
Posted by Rust Stnard at 10:56

2005年9月21日

[thesis] 著作権とはお金?

米作家協会、グーグルを提訴--「Print Library Project」は重大な著作権侵害 - CNET Japan
まあ何というか,著作者の権利って,利権とかお金だけなのかね.

ここにある「被害の補償」って言うのが引っかかる.やっぱあれかね,お金なのかね. 著作権って換金できる何かで,換金しないと意味がないものなのだろうか. こうも著作権,著作権って主張されると, じゃあ利用する側はそんなに制限されるのかって思ってしまう. 「凄い!」とたたえられるだけじゃダメなのかね,もう今の著作者達は.
Posted by Rust Stnard at 15:59

2005年8月 6日

[thesis] 死を呼ぶ生きる糧

アジアの安全な食べ物:中国の7色に輝く河川と食品
これを見て,中国産の食物や食品を食べることができるだろうか.

普通は食べる事なんてできないだろう. でもスーパーや食料品店で売っているのがすべて中国産だったとしたら. 中国製品しか食べるものが存在しなくなったら, 我々は生きていけるのだろうか.我々だけではなく,生産している人々も生きていけなくなるのではないだろうか. 今のうちに,できる限りに不買を行い, 出来うることをしていかなければ, 未来はやってこないのかもしれない.

  • 危険な中国産食品
  • 危険な中国産野菜
  • Posted by Rust Stnard at 19:32

    2005年7月 1日

    [thesis] 個人情報保護と利便性の天秤

    Yahoo!ニュース - 個人情報の流出
    またしても個人情報の流出事件が増えてきた.Systemに侵入されたと言うが, それほどまでに管理体制が整ってなかったのだろうか. だが利用者も,今後個人情報がどのように流出するかの 危険性を認識する必要があるのではないだろうか.

    昨今のInternet Serviceにおいて, 多様な個人情報がInternetに接続されているServerに保存されている. 多様な情報がService提供者に渡れば,多様なServiceを提供してもらえるのは自明の理. そうすることでUserの利便性が向上する.しかし一度でも漏洩すると, Userの被害は甚大となる可能性がある. Userへの利便性と漏洩時の被害の大きさは比例しているように思える. 今後は使用する我々の方で,自衛手段を講じることが必要になるのではないだろうか.

    収集する側の責任はもちろん重大だが, もうそれだけでは自分自身を守ることができないかもしれない.
    Posted by Rust Stnard at 10:44

    2005年4月28日

    [thesis] 脱線事故とマスコミ

    いつも乗る電車でこの事故は起こった. と言っても,事件現場は通らない.京橋から大阪天満宮まで乗るだけ. だがうちの会社に来ている人がこの被害にあった. けがはしていないのが幸いだが,もっともひどかった2両目の真ん中あたりに乗っていたらしい.奇跡的に助かったという言葉が, テレビで惨状を見るたびに頭をよぎる. この事故の被害に遭われた方のご冥福を心よりお祈りします.

    ところで,マスコミの報道姿勢に対して少し疑問に感じることが多い. JR西日本の社長や会長,社員などは,被害者や遺族の方々に対して説明責任がある. それはマスコミに対してよりも先にすべきだ. それをマスコミが遮るようなことをしたり, いちいち揚げ足をとるようなことをするのはお門違いだろう. 事故が起こって1時間しかたっていないのに, 事故原因がはっきりわかるはずもない. マスコミは民衆の代わりに聞くことが仕事かもしれないが, 民衆の代表ではない.単なる代役にすぎないと思う.

    「みんなが知りたがっている」

    とよく聞くが,果たして民衆の総意がそうなっているのだろうか. 一人先走りするマスコミ.情報をお金で換算するのはやめていただきたいものだ.
    Posted by Rust Stnard at 17:38

    2004年10月19日

    [thesis] 権利を買うと言うこと

    JASRAC、CCCD廃止の流れに疑問を提示~船村徹会長ら新役員が会見
    CCCDは市場のうけが悪いのは当初から言われていたことで, 先頃それを廃止したレーベルの判断は正しかったと思う. またいくら著作権保護機能の技術が発達しようが, それを上回る速度でPCの技術が発達するため, 複製が容易になるのは時間の問題となっているのも事実. かといって,iPodなどのオーディオプレーヤーからまで著作権料を徴収しようと言うのは どうだろうか.

    だいたいからして,CDを買うことによって消費者が得られる, 「その楽曲のデータを利用できる権利」とはどの程度のものなのだろうか. CDというのは飽くまでも「楽曲データが入ってるメディア」である. 我々はメディアを買っているのではなく,また「楽曲を聞く権利」を買っているのでもなく, 「楽曲データの使用権」を購入しているはずだ. その「使用権」がどこまで及ぶものなのかが不明のまま, 著作権使用料がただただ徴収されていくのでは消費者はたまったものではない. そもそもiPodは「楽曲を聴くことをメイン機能とする機械」ではあるが, それだけにしか使えない機械でもないので, どのようにしてそれを区別するんだろうか. 楽曲を入れることがない場合にはその「私的録音補償金」は返還してもらえるんだろうか. どうもJASRACはお金を消費者から巻き上げるだけの団体になってきているようなのだが, はたしてJASRACが存在することによって我々は何か利益を得ているのだろうか. まるで無駄な行政法人のように思えてきた.
    Posted by Rust Stnard at 11:50

    2004年7月 6日

    [thesis] 技術者の地位向上のために

    プログラマー天国 - 「技術屋の地位が低いのは技術屋が技術屋に甘んじているから」
    確かにそうかもしれないな. この前に見たプロジェクトX「男たちの復活戦 デジタルカメラに賭ける」を見たときもそう思ったんだけど, 技術屋が集まると凄いポテンシャルがあるのは確か. ただそれを社会の要望に添った方向へと導く事って結構難しいとも思う. 社会のニーズに沿ったビジネスモデルなりを考えて, かつ市場調査を行うのって簡単ではない. また,技術屋というのはやっぱりどこか世間からずれている可能性があるから, それをちゃんと考慮することも重要. いろいろな複合要素が満たされたときに,多分凄いものができるんだろうね. そういう方向に向かって進んで行けると良いなと思った今日この頃.
    Posted by Rust Stnard at 01:42

    2004年5月20日

    [thesis] すれ違うユーザーとメーカーの意志

    JASRAC、2003年度業績説明会を開催。DVDの著作権利用料が伸張
    -「Winnyは“包丁”というより“ピストル”」
    確かに「包丁というよりピストル」と言えばそうだが, 今では芸術的価値があるとは言え, 日本刀は本来人を殺すために作られたものだし, ピストルは弓矢やボウガンの延長として作られているはずだ. そう言う例え方をしたならば, 拳銃製造業者やその各部品を作っている人たちは, 例え下請けであったとしても全員殺人幇助で逮捕されるべきだろう.

    ユーザーは音楽や映像を安く手に入れたいと思っている. それは今の価格が妥当ではないと感じるからだろう. そもそも音楽とは芸術であるのだから, それを欲する人たちが,その当人に対価を支払って手に入れる部類ものだ. 今の音楽業界では本当に対価が当人に支払われているのだろうか. 通常のCDアルバムは1枚で3,000円するのだが, CDのプレス費用とジャケット印刷代,つまり製造原価はたかだか数十円程度のものだろう. 3,000円という価格の内訳はどうなっているのかを知りたい人たちは多いだろう. そこに広告費やメーカーの利益が多く含まれているとすれば, 買う気も失せると言うものだ. メーカーも企業であるのだから,利益追求するのはもっともな話だが, 音楽が芸術である以上は一般的な商品と同等に扱うのがよい方法とはとても思えない.

    いい加減にDigital Ageにおける著作権のあり方を考えて欲しいと思う. デジタルデータである以上,100%完全なコピーを作り出すことは可能なのだ. そこに暗号化や透かしなどの保護機能を入れたところで, 再生時に解除しなければならない以上,何らかの方法によって打ち破れることは自明の理だ. ならば複製されることを前提に物事を考えなければならないのではないだろうか. メーカーとユーザーのイタチごっこに,もううんざりしたくないのだが.
    Posted by Rust Stnard at 10:50

    2004年5月18日

    [thesis] 行き過ぎた逮捕

    ここ数日の間にコンピュータ関連で逮捕者が相次いでいる. Internetでは確かに情報伝達の速度が早く,範囲も広い. 噂でしかないことも,2ちゃんねるなどで書かれると一気に拡大してしまうおそれがある. そう言った意味で厳重注意では済まされないこともあるだろう. Winnyの制作者が逮捕されたのは著作権違反幇助の疑いだそうだが, 様々なところで言われているとおり, 包丁職人を逮捕するのと同じ理屈ではある. 掲示板に著作権違反を助長する書き込みをしたことが大きな要因ではあるらしいのだが, やはり納得いくものではない.

    またgameonline.jpの管理者も逮捕された. ゲーム画像を無断で転載したことが著作権違反となり,逮捕に繋がったらしい. 確かに著作物であるには違いない. しかしそこに掲載されることにより経済的効果が全くなかったのだろうか. たとえあったとしても著作権違反には違いないが, 告訴するまでには至らないのではないかとも思う.

    ユーザは新しい・詳しい情報を求めている. それに企業が応えない・応えられない以上, 誰かがやって欲しいとユーザは望むだろう. そしてそれに応えてくれていた人を逮捕し, 同じことをしている人たちもサイト閉鎖を決意し始めている. これからは代わりにゲームメーカーが我々に情報開示をしてくれるのだろうか. ユーザが興味を引きそうなことだけを小出しに紹介し, 肝心な部分を隠蔽したまま発売する. そんなゲームばかりになるのだろうか.未来が暗くなってきている.
    Posted by Rust Stnard at 19:14

    2004年4月13日

    [thesis] 人道と政治を秤にかけて

    いまイラクで日本人が武装勢力に拉致されている. 武装勢力はその日本人を人質に,自衛隊の撤退を要求している. だがこの要求によって,日本の自衛隊の撤退はなくなったといえるだろう.

    日本の自衛隊が武器を持って海外に派遣されることが 問題であるかどうかは今は重要ではない. なぜなら派遣してしまっているからだ. こういう言い方をすると,やったもの勝ちのようにとらえられるかも知れないが, 既に派遣されているわけだからそれをどう有効に活用するのか, またどう安全を確保するのかを考える方が先決だろう. そして安全でなくなれば撤退するという選択肢が発生する.

    だがこの事件が起こったことにより, もはや安全でなくなったとしても撤退するかどうかはわからなくなってしまった. 撤退するということは,テロに屈したことになるからだ. 国際社会においては,テロとは戦わなければならない. 一度でもテロに屈してしまうと,次から「テロを起こせば屈服する国」と認定されてしまう.

    ただしあくまでも政治的な話ではある. 人道的には人の命は国より重いのは明白な事実だ. しかし今3人の命を救うことにより, 世界各国に在住する日本人がテロの標的にされてしまったらその責任は誰が取るのだろうか. それを考えると自衛隊の撤退は現時点で消滅してしまったと言えるのではないだろうか.

    また情報開示を迫るマスコミや家族会,NGOが多数存在するのだが, この高度に情報化された社会において,情報は世界中至る所に配信される. 日本政府や日本のマスコミが流した情報が,すぐさまイラクの武装勢力に伝わってしまう ことを考えた上で情報開示を要求しているのだろうか. ことは人命に関わり,かつ,政治的にも難解な問題だ. ここでもまた責任問題が発生する.

    人命より重いものはこの世のどこにも存在しない. だが今救うことによって今後失われるものも,現時点で推測することはできない. 人命を含めた今後失われる何かと,今現在危機にさらされている人命と, どちらを選択すればいいのかと言う問いに容易に答えられるものなど, 今の世にはいないのではないだろうか. そう思い,今はただ人質の安全を祈るのみ.
    Posted by Rust Stnard at 12:53

    2004年2月 4日

    [thesis] 警鐘を鳴らすということ

    案の定というかなんというか,やはり逮捕されてしまった. 警鐘を鳴らすのは必要な行為だが,かといって不正侵入を行ったり, 果てはその時に入手した情報を公開してしまうのはやはりやりすぎでしょう. いかなる理由があったとしても,法律などに反する行為はやってはならない.

    ただし,昨今のInternet重視政策によって,こういった脆弱性による脅威が大きくなっているのは確か. もしも官公庁のHPから情報が漏洩してしまったら,一体誰がその補償をしてくれるのだろうか. こう書いているそばから事件が起こってしまっている. もうここまでくると「お役所仕事」ではだめだと言うことを認識して欲しい. お詫びだけですまされる状況ではなくなるというのに.
    Posted by Rust Stnard at 21:01

    2004年2月 1日

    [thesis] 発明への対価

    確かに200億はどうかと思うが,これを受けての日亜化学のコメント,はっきり言って最悪だと思う.

    ここにある『ノーリスクで終身雇用或いは安定収入という企業』『安定収入と巨額のリスク報酬の二重取りを求めるものであって理論上許されないこと』 などとはどういうつもりなのだろうか. これでは『何もしなくても安定収入が保証されている企業』という意味に とれるのだが,まさか日亜化学 がそうなのか?企業研究の現場とは, このコメントにあるような『安定収入』ではあるかもしれないが, 『ノーリスクで終身雇用』などとはほど遠い位置にあるのではないだろうか. 日々研究成果を会社から強要され, 結果が出ない場合にはどうなるかわからないような趣旨の忠告を受ける. まあ極端な例かもしれないが,日亜化学のコメントほど 『恵まれた環境で研究できる』環境にはないのは確かではないだろうか.

    それとも,日亜化学 だけが日本企業,しいては世界の研究開発を行っている企業の中で,特別な環境を与えてくれる 素晴らしい企業なのだろうか.どうやら控訴するそうだが,はてさて,どうなることやら.
    Posted by Rust Stnard at 19:22

    2003年12月26日

    [thesis] インターネットに国境はあるか

    と聞かれて,「ある」と答える人はいないだろう. そもそもインターネットとはおおざっぱに言えば単なるコンピュータネットワークなわけで, しかも世界中にその網が広がっている.どこからどこまでがどの国というのは, IPアドレスを見ればわかるのかもしれないが, 個々のルータやスイッチはそんなことを考慮はしてくれない. そもそも流れるデータがどこの国に属するものかを判断するのは人間だ. 0と1のみで表現されるBinary Dataをある方法で視覚的にわかりやすいように表現すると 画像や動画になったり,聴覚的に理解しようとすると音楽になったりするわけだ. この0と1は電気的な信号で世界中を飛び交うため, 国境なんてものは全く意味をなさない.

    ここ十数年の間に, いろんなものがAnalog DataからDigital Dataに変化してきた. 一番身近なのは音楽(CD)だろう. あっという間にレコードはなくなり,CDのみになってしまった. まだここまでは良かった.Internetが世間で話題に上り始めた頃, この広大なNetworkの中にそのDigital Dataのみが流れ始めたのだ. いままではCDなりMDなりで,物理的輸送手段を用いなければ遠くへ運べなかったものが, 今やあっというまに地球の裏側まで転送することができる. しかもP2Pなんてものを使うと,世界中に爆発的に拡散していってしまう. それを止められるものなんて,世界中のどこにも存在しないだろう.

    インターネットには国境はない. どこかに国境警備隊がいて, 流れてくるデータを逐一監視して強制送還するような仕組みはない. 強いて言えば,地球に現れた新たな国とでも言えるのかもしれない. そう考えると,一つの大きな国なのだから,国境なんてあるはずもない.

    もう一度言おう.インターネットに国境はない. なのになぜそれぞれの国の法律を適用しようとするのだろう. 何か違和感を感じられずにはいられない.
    Posted by Rust Stnard at 19:26

    2003年12月25日

    [thesis] Responsibility for the usage

    まあ当然と言えば当然の結果が出た. 悪用されるおそれのあるものを使うことができないのであれば, 極端な例かもしれないが, はさみやカッターナイフですら使用を禁止されるはずだ. PCでのコピーと違うところはその「悪用件数の多さ」だろうか. いまのP2Pで流れているのはその95%以上が著作権違反のデータだろう. それはまずい状況ではあるが,かといってP2P自体が「悪」なわけではない.

    いい加減に気付いて欲しい気もする. そろそろミッキーマウスを保護するために作られたような著作権で, Digital Contentsを保護すること何で無理だと言うことに. 消費者は技術のことなんてはっきり言ってどうでもいいと思ってる. 極端に言えば,著作権でさえどうでもいいと思ってるだろう. ビデオやカセットテープのダビングは黙認しておいたんだから. 実際には黙認ではなく,メディアに著作権使用料が入ってる制度・私的録音・録画補償金制度なんてものがあるのだが,一般人でそんなことに詳しい人なんていないのが現実. だからこそ,CDやDVDのダビング(?)に敏感すぎるほど反応することを, 消費者は怪訝に思っている.P2Pで交換することにもだ.

    CDやDVDのPCでのダビングが, 「友達から借りたCDをMDにダビングするのとどうちがうんだろう?」 とか言う人も多いだろう. それに「技術的に完全に同一のものが複製可能だから」という理由以外で, 答えられる人がいるんだろうか. P2Pでの交換を「知り合いにCDを借りてダビングするのとからないじゃん」 と言う人もいるだろう. それには恐らく「全くの見ず知らずの人からの貸し借りは・・・・」等と答えそうだが, それには説得力はない.まあ第一,どこまでが友人でどこまでが黙認されるのかなんて, だれも線引きはできないはず. なのにどこへ向かおうとしているのだろうか. 行き詰まりすぎているような感じがする.
    Posted by Rust Stnard at 18:37

    2003年12月22日

    [thesis] 真実を見つけ出す力

    某所でも書いたのだが,やはりここでも書いておくことにする.

    まずはこのサイト動画を見て欲しい.

    我々は他人に対してある物事を要求したとき, やはりこちらが想像するような過程をたどり,想定しうる結果に結びつくと考える. そしてその想像を超えるような過程をたどろうとしたとき, 例えそれが想定を上回る結果を出すのだとしても, 通常はそれを止め,どうしてそうなったかを問いただし, そして「一般的に正しいと思う方向」へと導こうとするだろう. だが本当にそれが「正しい」ことなのだろうか.

    少し誇張気味のようではあるが, このCMはそれを教えてくれているような気がする. 「正しい」という「認識」は,その人がたどってきた過程, つまり人生そのものに依存している. この「認識」はその人にとっては当然「正しい」ことだ. だが,異なる人生を送ってきた人にとっては,それは「間違ってる」ことなのかもしれない. いまの日本の教育体制とは,良い意味で「画一化」されているが, それはある意味「洗脳」といっても過言ではないのかもしれない. 日本中の先生や親が同じことを言い続ければ, 全ての子供はほぼ同じ意見を持ち,同じことを「正しい」と「認識」するようになるだろう. 我々自身もそういった「同じことを言われ続けてきた過程」 をたどってきたのかもしれないのだから, このことが「正しい」ことなのかどうか我々には出せない答えなのかもしれない.

    だが誰の中にも「正しさの核」のようなものはあるはずだ. 誰に言われたのでもない,自分自身の「真実」というものが. いまの日本に必要なのは,そういった「真実」を見つけ出す力なのかもしれない.
    Posted by Rust Stnard at 21:27

    2003年3月18日

    [thesis] Not war, but...

    戦争ほど悲惨なものはない.それは人を殺すという行為にのみ特化されたもの であるからである.誰しもが他人の命を奪う権利など持ち合わせてはいない.

    だが,このままの情勢で放っておいていいというわけでもない.独裁政権とそ の思想は近隣諸国のみならず,世界に恐怖を与えるものとなっている.この恐 怖が現実のものとなれば,恐らくは戦争によって無くなる命よりも多くの犠牲 が伴うだろう.しかも軍人ではなく,一般市民の.

    この問題を適切に且つ迅速に解決するのが国連の役割であるはずなのに,個別 の利益にために互いの主張を繰り返すだけのものに成り下がっている印象を受 ける.世界はこのままどう動くのかを,冷静に見極める必要があるだろう.

    Posted by Rust Stnard at 00:00

    2003年2月10日

    [thesis] 著作権の行方

    /.の記事 を見て思ったんだが,音楽の「楽曲・歌詞」の著作権とは本来誰のものなのだ ろうか.それは「作曲者」「作詞家」であって JASRAC やレコード会社のもの ではないはずだ.ただ 管理するものとしての主体 として,このような機関が必要なことはわかる.しかしあくまでも 管理を委託されているだけの機関 であるはずなのだから, 本来著作権を保有する人たち の意向を無視してはならないはずである.この辺りのことを考えずに企業, つまりレコード会社の利益のみを追求するのでは,消費者は賛同しないのでは ないだろうか.
    Posted by Rust Stnard at 00:00

    2002年12月25日

    [thesis] 技術と権利の狭間

    例の裁判の 控訴棄却 が決まったそうだが,このままでは自由に発言できる場所がなくなる可能性も ある.確かにいまの 2ちゃんねる には秩序がない部分もあるが,匿名であるが 故に有意義な情報が現れる場合も多い. 2ちゃんねる が 1 日平均でどれくらいの書き込みがあるのかわからないが,管理人は一人, 実際には数人の人間に,削除依頼が来たからと言ってすぐさま対処できるのだ ろうか.しかも,いまの技術では, GoogleInternet などがある.一度でもここにキャッシュされるとここも削除しなくてはならな い.また個人のコンピュータにコピーされた場合はどうなるのだろうか.また, それを匿名で異なる場所に設置した場合は?上記 Web Cache は依頼すれば消 してくれるだろうが,キャッシュされるのはサイト管理者に断りもなしにであ る.robots.txt などの設定ファイルを設置すれば問題ないのかもしれないが, それはサイト管理者が自発的に行わなければならない.これは本来の意味的に おかしくはないだろうか.

    そもそも,今の著作権などの法律などは,前時代的な技術背景を元に作成され ている.憲法なども当然そうだろう.作成当時の技術・経済・政治体制を背景 に制定されているはずである.これが,いまの技術革新を予測しているとは考 えにくい.その時々の技術・経済に応じて,様々に変革していくことこそ,人 間社会の革新へとつながるのではないだろうか.

    ただし憲法がうたう,基本的な精神は変えるべきではない.これはいつの時代 も同じなのだから.

    Posted by Rust Stnard at 00:00

    2002年10月29日

    [thesis] 今,大切なこと

    確かに北朝鮮による拉致問題は重要な事項ではある.しかし,現在の日本全体 のことを考えると,経済問題を解決する方が先決ではないだろうか.たとえ日 朝国交正常化交渉が成功を収めたとしても,現時点における経済に対しての貢 献度は極めて低いと言わざるを得ない.それなのに TV では毎日この問題を取 り上げて,視聴率を稼ごうとしている様だ.このままでいいのだろうか.
    Posted by Rust Stnard at 00:00

    [thesis] 政治と経済

    いま議論が続く,銀行の不良債権問題だが,どうやら強攻策にはならないよう だ.確かに Hard Landing では消える銀行も増えるだろうが,今回は特に, なにか業界と政界の癒着により政策が変更されている様な気がする.別にこれ を批判するつもりはあまり無い.政治家とは地元民の声を,国政に反映させる ためにいるのであって,その地元民がたまたま企業や財界の人間であったにす ぎないと言えば間違ってはいないと思うからである.しかし,自らが痛みを伴 うのが嫌だからと言って,それを先送りにしたところで状況は何も変わらない どころか,さらに悪化するのは明白である.このままでは日本の将来はないと 言わざるを得ない.
    Posted by Rust Stnard at 00:00

    2002年9月 3日

    [thesis] 残業と景気

    今残業時間が増えているらしい.通常であれば残業が増えると言うことは給料 が増えることに繋がるのだろうが,現在の不景気では逆に給料が下がっている ということらしい.俗に言う,「サービス残業」が増えているのが原因だと言 うことだが.しかし,社員のサービス残業を増やして会社の業績を上げようと 言うのは,経営者の判断としては単純すぎるとは言えないだろうか.社員自体 が自覚を持って「自ら残業をする」状況であればいいのだろうが,「周りの状 況から仕方なく」と言うのでは,業績が上がらないのは経営者責任と言わざる を得ないのではないだろうか.残業させるのであれば,少なくともそれ相応の 対価を支払わなければならないのではないだろうか.
    Posted by Rust Stnard at 00:00

    2002年8月23日

    [thesis] 客商売

    一連の外務省改革関連のニュースを見てて思ったんだが,官僚や代議士とは 「客商売」ではないのだろうか.彼らは「国民」から「代理」を「任され」て いるのではないのだろうか.どうも自分達は国民から「選ばれた」,何か別の 存在とでも思っているようだ.国を動かしているのは確かなのだから,そのこ と自体を自負するのは一向にかまわないのだが.もう少し,「国民に雇われて いる」と言う意識を持ってもらいたいものだ.
    Posted by Rust Stnard at 00:00

    2002年8月 8日

    [thesis] 責任範囲

    2002/08/05 から導入された住民基本台帳ネットワーク(住基ネット)だが,早 速,情報漏洩が報告されている.これはある意味,事の深刻さを理解していな い役所の人間が悪いのだが,それを聞いた総務大臣の見解が恐ろしくて仕方が ない.「人間のやることだから間違いはある」と言うのははっきり言って正論 ではある.しかし,個人情報というのはそんなことですまされる問題ではない. しかも導入直前まで「万全を期している」と断言していたはずだ.さらに役所 内の LAN に住基ネットがそのまま繋がっていた事例も報告されているらしい. このままではいけないと思っているのは一部の人間だけなのだろうか.日本人 はセキュリティを軽く見る傾向があるみたいだが,もっと慎重にならなければ 恐ろしい結果になると思うのだが....
    Posted by Rust Stnard at 00:00

    2002年7月 3日

    [thesis] Teacher and Researcher

    某サイト の BBS にちょっと出てたんだが,そもそも「 教師(or 講師)としての能力≠研究者としての能力 」であると感じる. 素晴らしい研究者が素晴らしい教育者であることは希有なことである. この 2 つ能力は似ているようで全く異なる.特に企業との関連が少ない, 基礎科学分野ではこの差は顕著である. ただ,基本的に大学教員というのはいい研究者 であることが要求されていて,いい教育者(or 指導者)である必要はそれほど ない.それはそれでいいと思う.大学を高校の延長で感じているようでは,大 学に進学する意味がないと思うからだ.ただ,だからこそ 「いい教育者(or 指導者)かどうか」と言うことは,自ら見極めなければなら ない.わからないことがあって,それを教え方が悪いからだと 言ってしまうことは,大学では通用しないことを肝に銘じて大学に行ってほし いと思う.
    Posted by Rust Stnard at 00:00

    2002年6月11日

    [thesis] 夜空

    最近星を見なくなった.正確には星が見えなくなった.夜,空を見上げても, 月すら見えないときがある.都会は明るいとか排気ガスがと言うが,少なくと も 5~6 年前までは普通に見えていたと思う.確かにその頃は京都でも田舎に 分類されている地方にいたのは確かだが,そう言う問題でもないと思う.こん な環境で,大宇宙に夢を馳せる,なんて事は不可能だろう.そう考えると少し だけ悲しくなった.
    Posted by Rust Stnard at 00:00

    2002年5月11日

    [thesis] 責任

    受け持ったからには責任を持って最後まで面倒を見るのは確かに重要なことだ が,道を強要することは「 」であると思う.確かに自分が最善と思う方向へ人が進んでいると安心するも のだが,それがその当人にとって最善かどうかを勝手に判断するのは,極論を 言えば,その当人の今後の人生全てに対して責任を持つと言うことに繋がる. 結論を下したのが当人であっても,そういう立場の人間の言葉は命令に近い場 合が多い.見た目普通に暮らしていても,心の中では後悔している場合もある などとは考えないのだろう.自分は成功しているのだから.そう言う人にだけ はなりたくはないと思う.
    Posted by Rust Stnard at 00:00

    2002年3月27日

    [thesis] 全てを投げ出したくなる時

    もたまにある.周りから見ると凄いマイペースな人間に見えるそうだが,そん なことはない.はっきり言って人よりも弱いと思う.ただ人より鬱積したもの を発散する手段が多く,余り深く考えない性格だからそう見えるだけだろう. 人は誰でも他人であり,分かり合えることなどほぼありえないと言うのが持論 なので,他人に干渉する気は毛頭ない.恐らくはこれがそう見える理由なのだ ろうが.理解などして欲しいとは思わないので,積極的な干渉だけは止めて欲 しい.
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    2002年3月23日

    [thesis] Manners

    電車やバスなどの公共交通機関の車内広告や TV-CM などで所謂「マナー」に ついて注意を喚起しようとしているが,そもそも世の人々のどれくらいの割合 が「社会一般のマナー」について熟知しているのだろうか.あからさまに「マ ナーが悪い」と言う目で人を見る年配の人など多いが,そんな人に限ってそれ 以外の場所では平気でマナー違反を犯している. 人の悪い所は見えるが自分の悪い所は気にならないと言う,日本人の悪い所だ ろう.これは子供の頃からの「躾」と言うのが重要になってくる. こういう人が少ないのが悲しい現実だとつくづく思う.
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    2002年1月29日

    [thesis] Repentance

    やらずに後悔するより,やって後悔しろ 』を信条としている.高校の 1 年の時は結構おとなしかったんで,色々なこ とを避けて通ってた感がある.だから後悔していることも多い.大学に入って その思いがますます強くなって,この信条が生まれた.が,人間そんなに強く ないもんで,なかなかうまく行かない.頑張るしかないな.
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    2002年1月20日

    [thesis] 向上心

    何事にも 向上心 を持たなければ成長できないものだが,その 向上心 を維持し続ける事はやはり大変である.人とはそれほど強くもないし持続力も ない.中には例外もあるがそれはほんの一部の事であって,基本的には人は弱 い.現代社会にいる人間と言うのは,その社会体制ゆえに一人で生きていくこ とが出来なくなっている.まあ端的に言えば 生きるということに対する切迫感 と言うものがない場合が多いと言うことだ.それは特に親に頼って生きる人間 に限って多い.いざ困った状況に陥ったとしても,頼れる人間がいる状況では 仕方ないのかもしれないのだが.何かにつけて楽に生きて行こうとするは,周 りに迷惑をかけている事に気付かないのだろうか.軟弱な精神しか持ち合わせ ていないのだから,気付くはずもないのだろうが.
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    [thesis] 大人

    大人と子供の違いは,自分の行動に責任が持てるかどうかだとよく言われるが, 私は 自分自身の力でのみ生きているかどうか だと考えている.つまりは自立しているかどうかだ.だから,他者に頼って生 きているようでは大人とは言えないし,たとえ未成年であっても自分の力のみ で生活しているのであればそれはもう十分大人だと言える.だから成人式なん てものは飽く迄も法的な区別であって,それ以外では何の意味も持たないと思 うのだが.開催する必要はないはずなのに,なぜ無理にでも開こうとするのだ ろうか.特にここ数年はそんな事をよく考える.
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    2001年11月18日

    [thesis] Motivation

    何をするのか・何をしたいのかを明確にできずにズルズルと大学を卒業し,フ リーターなどになってる人間が多いと最近感じる.大学出たのに家で親に養っ てもらっているのを恥ずかしいとは思わないのだろうか.自立心が無いという か,そもそも惰性と怠惰の中で生きているような人種.それなのに上に行くこ とをを望む.しかも虚勢を張り虚栄心が旺盛.なんなのだろう,この人種は. このような人種に未来を担わせるのに,大いなる不安を禁じ得ない.
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    2001年11月 4日

    [thesis] 強さ

    まわりから見えるほどそんなに強くはない.何事にも動じずに平静を保ってい るように見えるかもしれないが,時には全てを投げ出したくなる事もある.だ が支えているものの大きさを考えると,そんな簡単に投げ出せはしない.ありっ たけの力を出し切って全力で闘うのみ.
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    2001年10月26日

    [thesis] 善人の小罪,悪人の小善

    ふと考えたことがある.何かと言えば,例えて言うなら「学級委員が一度でも 掃除サボるとダメ人間扱いされ,悪ガキが一度でも善行を行うと素晴らしい事 のように褒め称えられる」と言うこと.どちらが悪いと言えば「善人の小罪」 の方だが,かといって「その当人の今までの所業」が消えるわけでもない.人 は概して相対的にしか物事を判断出来ないのでこういう現象が生まれる.もっ とも,「絶対的な判断」が出来る人間など存在するはずもないので,どうしよ うもないといえばそうだが,それでも客観的に判断することは出来るはず.自 らそう心がけているのだが,時にはそうではないこともあるので,まだまだ精 進が足りないなと感じる.
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    2001年10月12日

    [thesis] 評価と報酬

    「ある人が依頼したある仕事」に対して何らかの報酬なり評価が無いと,その 「ある人」に対する受けた側の評価は愕然と下がります.まああたりまえの事 だが,それをわからない人が多いのが現状.特に閉鎖社会だと,「付随する仕 事」として処理されてしまう.まあ簡単にいえば,「それはやってあたりま え.しないほうがおかしい」という具合.それがしばらく続くと,やっぱり 「その人」とのあまり深く関わりたくなくなるのが通常の心情でしょう.
    しかし閉鎖社会ではそれが「世間一般の通常」だったとしても関係ない.特殊 な環境だから仕方ないと諦めるしかないんだろうか.
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    [thesis] 初心者と上級者と

    「初心者」と「上級者」の決定的な違いは, とにかくやってみるかどうか だと思う.ある事象に関する知識が無くとも,収集した情報からとにかくやっ てみて答えに近い所を導き出すことはそんなに難しい事ではない.何でもそう だが,丸投げで解答をもらってもそれはもらった側の知識にも何にもなら無い. 試行錯誤を繰り返さないと覚えたりはしないだろう.例えば「箸の使い方」を 「筋肉の一動作毎に詳しく解説入りで教授してもらった」事は絶対に無いはず だ.何故なら普通「箸のもち方」なんて「こう持つ」「こんな感じで挟む」と 言う感じでしか理解していないからだ.だから「とにかくやってみる」.そし て その結果がどうなったのかを自分で考える .そうしないと成長はしないだろう.
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    [thesis] 初心者的

    なぜ こんな ことを考えたかと言うと,最近特に某 ML や周りで「 わからないから教えてくれ 」と丸投げしてくる人間が多い.「不得意分野だから仕方ない」とか「やった こと無いから全然わからない」と言うのは単なる逃げ口上であって言い訳でし かない.こっちだって突然出来るようになったわけではなく, 色々調べて様々な手法を見てきた中でこれが最善 と言うのを色んな分野で確立してきただけ.出来る人間に丸投げするのは,ま あ最も効率がいい方法ではあるが, こんな状況 ではやる気も失せると言うもの.ただ人間性の問題か面倒見がいいのか,出来 ることを頼まれたら嫌とは言えないだけ.
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    2001年10月11日

    [thesis] 周辺

    何故か「周りのことが見えない人」が多い気がする.特に私の周辺ではそうだ. 当然そうでない人もいるが,比率的に多い.やはり閉鎖的な環境にいると,標 準的な基準というやつが見えなくなるんだろうか.
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    2001年10月 1日

    [thesis] 隔離された特権?

    大学生協で Server(これ) 用の HDD を買いに行ったら,「20GBですか?」と か言われました....で,仕入れは SYNNEX でやってるらしく,web-site から取扱製品情報みたいなのを印刷して,「どれですか?」と無愛想に聞かれ るので,「これです,ST320011A を」とこちらは無表情に言い返す....やっ ぱり,お役所仕事してる人達は横柄ですな.研究費から買うときは大学生協に 指定されているような現状では,どうしようもないのでしょうかね. 他に方法が無いわけではないが....
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    2001年9月30日

    [thesis] 政治という仕事

    世界が America の Terror 対策中心に動いているような状況だからといって, 日本の経済状況を考えなくてもいい訳はない.極論すれば世界がどうあれ,日 本は自国の経済が破綻しないようにしなければならないのは当然の事だろう. それなのに日本の news 番組は何故か America の Terror 事件の事ばかりを 中心に取り上げている.そうじゃないと思うんだが.
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    [thesis] 世界情勢

    今日の朝,テレビの党首討論で自衛隊のイージス艦派遣問題の事を話してたん だが,何かずれてる.そもそも 日本で起こったときはどうするか というのがちゃんと定まらずに議論するべきではないだろう.その時でも報復 はするべきかという事を年頭において,派遣(派兵)するかを考えなければなら ない.Terror に断固立ち向かうという姿勢は重要だし,そうしなければなら ない理由もわかる.が,単純に仕返しをするのであれば,それそのものが国家 的な Terror になるだろう.
    だが何もしないでいると,Terror に屈した事になる.ではどうすればいいの か.相手は全く異なる主義主張を持っている.しかも相手に死を与えるまで戦 い続けるという姿勢でいる.それこそを第3国である,そして第2次世界大戦で 大きな過ちと犯し犠牲を払った日本が提案するべきじゃないのか.それを考え る事が政治家の役目ではないのか.現状からの妥協案だけを言い争うのが,出 来もしない理想だけを言い放つのが政治家の仕事ではないはずだ.
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    2001年9月15日

    [thesis] テロ

    まあしかし,予想通り戦争状態に突入しそうですな.このままいけばアメリカ 経済は復興しそうですが,日本は....
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    2001年9月12日

    [thesis] テロ

    まさか国防総省までがやられるとは思わなかった.事件の推移を見てると,と んでもないことになっている.被害の規模が尋常ではない.この種の事件で一 番嫌悪するのが一般人を巻き込むことだ.テロ自体が意味の無い悲惨なもので あることは間違いは無いが,上の方で色々やる分にはまあ放っておいても問題 は少ない.ケネディ大統領暗殺事件でも,民衆の不安は誘ったが民衆に被害は 無かった.だが旅客機をハイジャックしてそれをビルなどに突っ込ませるとは 言語道断ではないだろうか.ビルには一般人がおり,旅客機にも乗っている. それを主義主張のために犠牲にする権利は誰ももっていないし,そんなもの存 在もしない.なんと愚かなことだろう.あまりにも残酷だ
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    [thesis] 事件の影響

    株価暴落はまあ予想してたところだが,これから日本政府がどう対応するかが 正念場だろう.
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    2001年8月27日

    [thesis] 自発性

    でも書いたが,要するに小学校レベルの「自由研究」が出来ない人が多いと言 うことだろう.以前ニュースで,『最近の親は子供の自由研究の題材を探すの に苦労しており....』などと流れてたが,それじゃあ「子供が自由に発想 してその自発性,創造性を養う」ことは出来ないじゃないか.やっぱ 裕福さ が一番の問題なんだろう.中途半端にかつ急速に生活が豊かになったがために, 精神的な発達が追いつかず,こんな情勢になったんだろう.教育についての整 備がどうとか言う前に,こういった問題を解決すべきだろう.
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    2001年8月20日

    [thesis] 悩める子供

    ここ数年,夜中に「現代の若者像」とか「悩める子供」とかを主題とした番組 をやってるが,なんか言うことを聞いてると,よくわからない憤りを感じる. 「今何がしたいかわからない」とか「今の社会には僕たちの居場所が無い」な ら『何を贅沢なこと』をと考えてしまう.まあ,これも世の中が裕福になった からこそだとは思う.それ自体はいいことなんだが,大体からしてそんな事言 う奴に限って家は金持ちだったりする.繁華街 とはもう言わんのかな(汗) にいる奴らの内,どれだけが自らの力のみで生きているか,自分のすることや していることに対して責任が取れるのか.恐らく皆無だろう,そんな人間は. それを考えると,こういう番組は「甘い」と思う.「望むことをさせる」とい うことと「好き勝手に野放しにする」ことの違いをもっとちゃんと認識しない といけないのではないだろうか.
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    2001年8月14日

    [thesis] 参拝

    う~ん,どうでしょうな.だいたい,「日本」の戦争に対する意識って言うの が明確で無いのに,「戦没者に対する哀悼を」とか日本の首相が言うのもなん だと思うんだが.「戦争は過去の過ち」だと国として明言すれば,遺族会の票 が無くなるとか,しなければしないで外交がこじれるとか色々あるかもしれな いが,そこは明確にして後世に憂いを残さないようにしなければならないので はないだろうか.それが政治家の役割であり,「利権集め」だけのこだわって るのは滑稽でしかない. まあ,当選前後で公約の解釈が変わるのを見抜けない 有権者が悪いんだが.
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    2001年7月15日

    [thesis] 人と人

    観測と経験と人と人.基本的に分かり合うことは出来ないと思う.主体が違うしね.目で見 ること等の五感で感じることを神経細胞が脳に伝達して,それを脳が解析して 「理解した」ことになる.だから「事象(物事)を観測(見たり聞いたり)し,そ れを解析する」のは「それを観測した人」であって,「どう解析するか」は 「解析する人」に依存する.まあ,これは物理の世界でもよくあること.だか ら「同じ経験をした人でも,その感じ方・考え方は同じではない」っつうこと はちゃんと理解していないと,この複雑な社会を生きていくことは出来な い.... って,ちょっとかっこつけすぎ(ぉ. 経験と理解と簡単に言うと,「俺が出来たんだからお前も出来る」とか簡単に言って,人の 人生に介入してくる人は嫌いと言うこと.それが間違ってるかどうかは関係な い.間違ってるとは思うけどね.
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    2001年7月10日

    [thesis] どうしようもない人

    自分の事をえらいと思ってる人って,自分の失敗は棚に上げて,人の失敗ばか りをしつこく言いつづける.特に,立場が上の人でそうだともう手のつけよう が無い.「ボケた頑固爺」を相手にする気分でいかないとね.
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    [thesis] 1から10

    「1から10まで言わないとわからんのか!」って,わからないから聞いてるん じゃん.それぐらい理解してくれよ(ぉ.
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    2001年6月15日

    [thesis] Internet Community

    初対面の人といきなりタメグチで話すような人はやっぱモラルが無いと思うの が普通でしょう.メールとか掲示板でもそうなんじゃないかと思う.掲示板と かで質問して,いきなりタメグチで「~だろ」とか「~だよ,わかってんの」 とか言われりゃ誰だってムカっとくる.Internet 上でも,単にそれを媒介と しているだけで,飽く迄も人間同士の付き合いだから.
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    2001年6月 9日

    [thesis] 事件

    なんか最近物騒だよなぁ.まあ 社会の軋轢や制度 に耐えられない人間が多いよね,最近.我慢が足りないって言うか,我慢が出 来んのだろうな.と言うか,我慢と言う言葉を知らんのかも.
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    2001年4月17日

    [thesis] 他人

    自分以外の全ての人間は他人.だからお互いに分かり合える事はない.そうい う前提で動いていると少しは楽になれるかな.
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    [thesis] 助け合いの精神

    なんて単なる偽善でしかない.自己満足の象徴.
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    2001年3月 6日

    [thesis] 言ってみるもん勝

    ではない.「言う->聞く人が居る->コストがかかる」つう構図を理解して ほしいよね.
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    2001年3月 3日

    [thesis] 価格

    あと,よく接客してて「もっと安くならないのか」とか聞かれるが,上記の手 間がまったく無くなればもっと値段も下がるんだけどね.そう言う仕組みは商 売やってると自然にわかると思うんだが....
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    [thesis] 買う側

    かねがね思うのが,商品を買う側の責任と言うやつ.よく客は「買ったけど満 足できなかったから物は返す.だから金を返せ.」と言う.まあ,もっともな 意見だけど,だったら事前に満足できるかどうか調べることくらいできると思 うんだけどね.それを惜しんで金も惜しむのは贅沢と言うものではないだろう か.
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    [thesis] 液晶のドット欠け

    上のような事を思ったのは,表題を話題にした web を見つけたため.確かに 無いほうがいいのは当然の意見だが,ちゃんとカタログにも書いてある.それ が嫌なら買わないですむ方法を探せばよい.そうか,当たりが出るまで買うと かね.そこではアメリカとかの事情がかかれていたが,海外は日本みたいに, 客>>店な関係は無いよね.対等だし.だから立場の弱い「客」を守る法律が 多々ある.でも日本じゃ,立場弱いのは店だしね.一緒じゃ困る.
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    1999年11月29日

    [thesis] 世の中

    やっぱ昔から比べると変わったよね.まあ,昔って言っても,14 ,5 年前だけ ど.あんな事件なんて起こらん時代だったし.
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