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2003年12月25日

[thesis] Responsibility for the usage

まあ当然と言えば当然の結果が出た. 悪用されるおそれのあるものを使うことができないのであれば, 極端な例かもしれないが, はさみやカッターナイフですら使用を禁止されるはずだ. PCでのコピーと違うところはその「悪用件数の多さ」だろうか. いまのP2Pで流れているのはその95%以上が著作権違反のデータだろう. それはまずい状況ではあるが,かといってP2P自体が「悪」なわけではない.

いい加減に気付いて欲しい気もする. そろそろミッキーマウスを保護するために作られたような著作権で, Digital Contentsを保護すること何で無理だと言うことに. 消費者は技術のことなんてはっきり言ってどうでもいいと思ってる. 極端に言えば,著作権でさえどうでもいいと思ってるだろう. ビデオやカセットテープのダビングは黙認しておいたんだから. 実際には黙認ではなく,メディアに著作権使用料が入ってる制度・私的録音・録画補償金制度なんてものがあるのだが,一般人でそんなことに詳しい人なんていないのが現実. だからこそ,CDやDVDのダビング(?)に敏感すぎるほど反応することを, 消費者は怪訝に思っている.P2Pで交換することにもだ.

CDやDVDのPCでのダビングが, 「友達から借りたCDをMDにダビングするのとどうちがうんだろう?」 とか言う人も多いだろう. それに「技術的に完全に同一のものが複製可能だから」という理由以外で, 答えられる人がいるんだろうか. P2Pでの交換を「知り合いにCDを借りてダビングするのとからないじゃん」 と言う人もいるだろう. それには恐らく「全くの見ず知らずの人からの貸し借りは・・・・」等と答えそうだが, それには説得力はない.まあ第一,どこまでが友人でどこまでが黙認されるのかなんて, だれも線引きはできないはず. なのにどこへ向かおうとしているのだろうか. 行き詰まりすぎているような感じがする.

Posted by Rust Stnard at 18:37