2004年2月 1日
▽[thesis] 発明への対価
確かに200億はどうかと思うが,これを受けての日亜化学のコメント,はっきり言って最悪だと思う.ここにある『ノーリスクで終身雇用或いは安定収入という企業』や 『安定収入と巨額のリスク報酬の二重取りを求めるものであって理論上許されないこと』 などとはどういうつもりなのだろうか. これでは『何もしなくても安定収入が保証されている企業』という意味に とれるのだが,まさか日亜化学 がそうなのか?企業研究の現場とは, このコメントにあるような『安定収入』ではあるかもしれないが, 『ノーリスクで終身雇用』などとはほど遠い位置にあるのではないだろうか. 日々研究成果を会社から強要され, 結果が出ない場合にはどうなるかわからないような趣旨の忠告を受ける. まあ極端な例かもしれないが,日亜化学のコメントほど 『恵まれた環境で研究できる』環境にはないのは確かではないだろうか.
それとも,日亜化学 だけが日本企業,しいては世界の研究開発を行っている企業の中で,特別な環境を与えてくれる 素晴らしい企業なのだろうか.どうやら控訴するそうだが,はてさて,どうなることやら.
Posted by Rust Stnard at 19:22