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2006年12月12日

[thesis] 「リスクを考える」ということ

「SIerよ! リスクを取れ」と言っても、リスク管理ができてなければ・・・

よく「リスクを考えて~」と言われる.内部にその解消手段があるからの発言であればいいのだが,顧客にいい顔をしたいから「ちょっと無理そうでもやってみよう」的な方向に流れる.そして無理な残業を強いられる状態になり,生産性が向上せず,結果的に利益に貢献しにくくなる.やはり世の中はこんなのばっかりなのかと少し悲しくなった記事でした.

「リスクを考える」とは,「回避」「許容」「分散」などの「リスクヘッジをする」ことであって,「リスクがあるとわかる」ことではない.「リスクがあると分かっただけでも進展がある」と言った時点で既に「リスクを許容しようとしている」のではないだろうか.この点の思い違いが,想定外のミスや労働超過につながってしまうのではないだろうかと,最近思ってます.

Posted by Rust Stnard at 14:19