ハッカーと画家を読んで

読みたいと思いつつ手が出なかったのがこれ。実はなんか周りのエモい人はみんな読んでいるので、逆に敬遠していたやつです。

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち

著者: ポール グレアム
出版日: 2005-01
出版社/メーカー: オーム社
カテゴリ: Book

誕生日とかのあれでいただいたので実際に読んでみると、内容はやはりエモい人が好きそうなネタが満載で、非常に楽しく読めました。やっぱり全てはLispですよね。

周りと同じじゃダメで、その上を行くにはどうすればいいのか。エンジニアとしてさらに成長して飛躍するのにはどうすればいいのか。そもそもエンジニアと言う職種がいままでと同じままでいられるのだろうかなど、いろんなことを考えながら読み進められました。

いまはエンジニアと言う職種がある一定層しかなれなかった時代から変わって、むしろ一般的な職業の一つになりつつある気がしています。まあ、どこまでをエンジニアだと言うかという問題はあるかもしれませんが、それでもエンジニアの需要は今後も増え続けるだろうし、そうすると供給が止まることもないでしょう。

そういう時代でも、じゃあ全員に「ハッカーであれ」みたいなことを言って良いのかとは思わず、かと言ってそういう意識を持っていないと将来辛くなるので持ってて欲しいとも思う。特にこれからの時代、職業の一つとしてエンジニア職が選択されるようになったとき、どうすればみんなが悲しい思いをしなくてもすむんだろうかなどと考えることが多くなってきました。かと言って答えがあるわけではないので、これからいろいろ探りつつ仕事ができればなと思っているところです。

他にもいろいろ示唆に富んでいる内容だったんですが、若干時代を感じることがありました。某所でも言われていたけど、まあ時代の流れが早すぎりので致し方ないのかなと言う気がしてます。

というわけで、若い人に読めとは言いませんが、一度は読んでみてもいい本ではないでしょうか(ちょっと雑なまとめ)。

 
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