こないだ、攻殻機動隊 SAC見たときにふと思ったことなんですが、第一話冒頭の台詞に、
社会に不満があるなら自分を変えろ. それが嫌なら耳と目を閉じ口を噤んで孤独に暮らせ!それも嫌なら…
と言うのがあります。これはテロリストに向けた言葉で、社会を変えるために暴力に訴えると言う行為を否定した言葉だと思ってます。最後は「社会からいなくなる」=「死」と言う趣旨の言葉に繋がるのだろうと思うのですが、ここで「社会」を「会社」に置き換えたときのことを考えてしまいました。
不満があるなら転職すれば
よく会社を変革させようとしていろいろ動き回る人がいます。こういう人は事前に根回ししたりして、問題が起こりにくいように物事を進行させるものです。もちろんこういう人は先ほどの「テロ」を起こすような人ではなく、どちらかというと政治家のような感じですね。このような人が会社にいると、当然悪いこともありますが、良いことの方が多かったりします。
問題は根回しなどせずに突然公の場で「こういうやり方は間違ってる。そもそも〜」などと議論をけしかけたり、「ったく、あの人ときたら…」などとこれ見よがしにつぶやいてみたりする方々。これは周りへ破壊的な影響を与えるという意味でテロと言えるでしょう。
と言うかそんなに嫌なら辞めればいいのです。前にも書いたのですが、辞めずに残っているのは自分の意志です。「俺がやらなきゃいけないんでしょ。仕方ないな。」と思うのは自惚れでしかありません。「辞めたら困るでしょ」とさも他人に強制されている風な言い方をする人もいますが、それは「必要だと認めてもらいたい」と言う欲求から勝手に思い込んでいるだけ。言ってしまえば駄々をこねて騒いでいる子供のようなものです。情熱プログラマー
にも書いてありますが、会社って人がいなくなっても実は何とかなるのです。「俺がいなきゃ会社回らないし、仕方なく働いてやってる」と言うのは幻想でしかありません。いなくなればなったで、その範囲内でなんとか回るように動くのが組織です。そこのところを勘違いしては、後ろ指を指されるだけの人になってしまいます。
そしてどうしたのか
じゃあ私はどうしたのかというと、自分を変えました。ただし会社に適合するというのではなく、何ができるのかを考えてそれに注力することで、自分自身を良い方向に持って行こうと。ぐちぐち言ってても何も変わらないんですよね、当然ですが。本当に変えたいなら声を出して主張しなければいけないんですが、それがやりたいわけではない。だったら自分のできる力で良い方向に持って行こうと考えるようになりました。世の中考え方次第で視点が変わり、受け取り方も変わるものです。「べっ、べつにあんた(会社)のことが気になるとか、そういうんじゃないんだからねっ!」的なのでもいいので、自分をより高いレベルで考えられるように持って行くことで、視点を変え、考え方を変え、いい人生を送りたいものです。よくわかりませんね、すみませんorz。
comments powered by Disqus