マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則

  • 著者/訳者:P・F. ドラッカー 上田 惇生
  • 出版社:ダイヤモンド社( 2001-12-14 )
  • 単行本:302 ページ

流行りらしいので読んでみました。

マネジメントの誤解

以前は「そもそもマネジメントって管理でしょ?」ぐらいに軽くしか考えてなかったのが、ここしばらくは「生産性を上げる管理方法で組織では重要」と言う認識に。で、一度しっかり読んでみたいと思って買ってみたのですが、「なるほど」と唸ることが多い充実した内容でした。

特に「マネジメントが内向きになるのは危険だ」ということ。組織のマネジメントなのだから、当然のように中の人の管理だろと思ってたのですが、一般的な「=部下を管理」という趣旨で語られることはほとんどなく、「組織とは」「何をマネジメントするのか」「マネジメントとはそもそもなにか」が、適宜例を出しながら紹介されていきます。

あくまでも成果

「目的は組織に成果を上げさせることであり、マネジメントはその道具に過ぎない」ことは、あたりまえではあるものの、捉えにくい概念であるために、しばしばおざなりにされてしまいます。そして「部下の仕事を管理する」ことに注力してしまい、仕事をこなすことが主目的になってしまう。こうすると組織内の動機や士気は下がってしまうために、成果を上げ続けることができない。大企業なんかがよく陥る悪い循環、停滞ってこういう所から始まるのではないでしょうか。本来の目的である「成果を上げる」ことを意識していかないとまずいなと感じました。

トップマネジメントとイノベーションと成長

「イノベーションとはリスクを冒すこと」というのもよく言われますが、それを系統だてて説明されているのが印象的でした。また「トップマネジメントとは名ばかりの役員会」というのも、衰退している日本企業に当てはまるのではと感じました。伸びてる企業って、本当のトップマネジメントができているのでしょうね。

重要なのは真摯さ

最後に重要なのは真摯さ。能力があっても真摯さがなければマネジャーにはなれないと言うのは、「あぁ、そういうことか」といろいろ納得させられた言葉でした。真摯さというのは真面目さとは違う感じがあり、またがむしゃらとも違う、まさしくマネジャーに必要な資質だと感じました。

違うジャンルの書籍を読むたびに思うのですが、世にいる数多くいるエンジニアこそ、この手の書籍を読み、世界や社会に影響力を発揮できる人物になるべきなんじゃないかなと、思った一冊でした。

 
このエントリーを含むはてなブックマークはてなブックマーク - そもそもマネジメントとは何か – マネジメント – 基本と原則 [エッセンシャル版] この記事をクリップ!Livedoorクリップ - そもそもマネジメントとは何か – マネジメント – 基本と原則 [エッセンシャル版] Googleブックマークに追加 Digg This
Tags: , , , ,


はじめの一歩を踏み出そう—成功する人たちの起業術

  • 著者/訳者:マイケル・E. ガーバー
  • 出版社:世界文化社( 2003-05 )
  • 単行本:247 ページ

一昨年の仙台Ruby会議02で、確か@xibbarさんだったかな、起業するならこれは読むべきと言う話をしていて、さらに@t_wadaさんも持ってきていて、そんなならとりあえず買っておくかと買っておいた本でした。最近思うところあって読んでみたのですが、なんとなくあの場で親方達が話していたことがわかったような気がします。

内容的には、スモールビジネスとして起業する上で理解しなければいけないこと、特にエンジニアなどの職人が起業する上で以て置かなければ失敗してしまう考え方を記した、バイブル的な本ですね。「こんな会社嫌だ!あんなんでいいなら俺が会社作ったほうが絶対うまく行くって!」と思って起業しても失敗するか苦しむだけだよと、非常に分かりやすく説明されていました。

いくつか気になったキーワードと感想など。

「起業家」「マネージャー」「職人」の3つの人格

これは仙台Ruby会議02でも話が出たのですが、経営者にはこの3つの人格が必要だそうです。しかもバランスよく持たないといけない。エンジニアはだいたい「職人」なので、普段の仕事に没頭して他のことをやりたくなくなる、逃避してしまって会社としては成り立たなくなる。「」と「」は違うんだよと、実例を出しながら説明されてます。

読んでて思ったのが、一昨年までの自分は「職人」だったんだなと言うこと。瑣末なことから逃げて、コード書いてればいいやと思って部分があります。もちろん突き詰めたいと言う思いはあるのですが、そうではない部分で、マネージメントや経営から逃げてたなーと思いました。

ただここ最近は、どちらかというと「マネージャー」思考が多くなり、また経営についてもいろいろと勉強したいなと思ってるので、バランス取れてきたのかな?とか考えてます。いいのか悪いのかはよくわかりませんが。バランス取れたら何かいいことあるわけでもないので、微妙な気がしないでもないですが。なんかあったときに、誰か雇ってくれるでしょうか。

マニュアル

この本ではマニュアルを作れと言われるのですが、作ったあとが重要ですね。運用と更新を繰り返して良くしていくというイテレーションは、どのジャンルでも重要ということでしょう。作って、はい、終わり、では、何も良くならないことを肝に銘じたいですね。

何でもデータを取って分析する

またマニュアルにしたことの効果測定も重要で、それを分析する必要があります。特に自分がやったことに対する評価を数値的に見るっていうのもいいですね。例えばエディタを変えてみて、コードを書くスピードに変化があったか、MacBook Airにしてコード書く量に変化はあったかなど、プログラマでもこれはあてはまります。好き嫌いもあるでしょうが、生産性が上がったかどうか、これから上がるのかどうかなど、評価すべき点はたくさんありそうです。

顧客は直感で決める

そういう意味では髭面はやばい。
例えばサイトの色合いとか見た感じの安心感などで、そのサービスを使うか決めてしまうことってありますよね。日本人にあまり受け入れられていないFacebookなんかは、直感的にわかりづらいんですよね、なんか。パッとわかるデザインの重要性や、ターゲットの嗜好を知ることなど、簡単にできる割に効果の高いマーケティング手法が紹介されていました。

起業しないエンジニアでも読むべき

で、最後は「起業しようぜ!」で終わるのですが、この本を読んで理解すれば、起業しなくとも仕事に対する考え方が変わると思います。特に今ベンチャーと言われる企業にいる方は、ここに書かれていることを実践してみてはいかがでしょうか。きっと視点が変わることで視野が広がり、よい気持ちで仕事に取り組めることになると思います。

もしくは起業したくてたまらなくなるかもしれませんが :)

 
このエントリーを含むはてなブックマークはてなブックマーク - はじめの一歩を踏み出そう〜起業家でなくとも読むべき書籍〜 この記事をクリップ!Livedoorクリップ - はじめの一歩を踏み出そう〜起業家でなくとも読むべき書籍〜 Googleブックマークに追加 Digg This
Tags: , , ,
2011/02/02  |  Written by  |  under Blog

まあいろいろあるわけですが、別にエアじゃなくなるとかそう言うのではありません。するならエアを取りたいなーとか、そういうのはどうでもいいのですが。と言うか、まだ転職する気はありません。なのに、なぜ転職活動をススメるのかというと、得るものが大きいからです。

求人動向から現在のエンジニア市場がわかる

まあ普通にFind-jobの新着求人など見ててもそうですが、いま必要とされているエンジニアがどんな人かがよくわかります。例えば2011/02/02現在では、Androidなどのスマートフォン系の開発が多く、JavaやJavaScript/HTML5といった技術に詳しいエンジニアが求められていることがわかります。技術的な流行りはもっと先の方にあるので、そこから学習を始めても遅いかもしれないのですが、「こういうことも知っておいた方がいいな」と感じるだけでも重要です。自分がこの先、何を学習したいのかと、何を学習しておけばいいのかを知ることは、キャリアプランを考える上でもよいことだと思います。

自分に求められているスキルがわかる

これはエージェントとかスカウトとかそういう類のあれですが、自分のスキルや評判からポジションを提案されるわけです。で、そのポジションがどんな内容なのか、スキルはどうか、経験はどうかを考えます。例えばスキルが十分であれば、年齢的にマネジメントが求められることもあるでしょう。そうするなれば、例のドラッガー本を読んでみたりとか、やること・やるべきことが明確になったりします。「生涯エンジニアでいる!」であったとしても、マネジメントや経営のことを勉強する意味は大きいので、「そういうポジションでいることが求められているのか」という情報も役に立つのです。

自分の市場価値と実際の状況がわかる

そこで実際に応募するなり、近しい社長さんなりに「私なんてどうですか」なんて聞いてみると、いろんな反応があります。「あなたはスキルはある。でも、うちの会社は〜」的なこと(要するに人間性の問題)を言われたり、「〜の経験が足りない」と言われたりするかもしれません。また外側からは見えない労働状況がわかるかもしれません。「うちの会社はこうなんだけど、他所はいいだろうなー」と、隣の芝生的に考えている人は、一度こういう話を聞いてみるのもいいかもしれません。なんにせよ、自分に足りないところがあるかもしれないし、世の中と言うか人事の人に見る目がないということだけかもしれませんが、百聞は一見にしかずです。

いつでも転職できるぐらい優秀であるほうがいい

ぶっちゃけどこの会社にいても、何かしら嫌なことや問題は起るわけなので、青い芝生を探しても見付かる可能性は限りなく小さいでしょう。ではなんでススメるのかと言うと、「いつでも転職できるぐらい、スキルや人間性などを兼ね備えた人物」になるためです。引く手数多な人になれば、そのまま残ってもいいし、直ぐに転職してもいいし、選択肢が増えます。また優秀な人になれれば、社内での評価も当然上がるでしょう。もし上らなくても、転職すればいいのです。まさに死角なしな状況になれるわけです。

結論

まあ取り敢えず、Find-jobの新着求人をRSSに入れて、「いまはAndroidなんかー。ちょっとやってみっか。」と動き出すことから始めてはいかがでしょうか。

 
このエントリーを含むはてなブックマークはてなブックマーク - 転職活動のススメ この記事をクリップ!Livedoorクリップ - 転職活動のススメ Googleブックマークに追加 Digg This
Tags: , , ,
2010/08/31  |  Written by  |  under Blog


2010 1日目

Opening

  • Theme
    • Conflicts and Resolutions
  • Good Timing
  • Start!

諸注意

  • 名札忘れないように
    • モバイルルータもダメそうだ
  • フィードバックもしよう
  • 大ホールは飲食禁止
  • 各種諸注意
  • コミュニティ・ナイト
    • 自分の分を持っていろいろ集まれー

Conflicts and Resolutions

  • 漫談形式らしい
    • @takahashim
    • @a_matsuda
    • @wycats
    • @tenderlove
      • translator
        • @matz
        • @lchin

質問など

  • Different 2 and 3
    • Rails 3 は 2 の上位互換
    • いろんなところを書き換えているが、APIはそれほど変わっていない
    • コアな部分を切り離したので、各パーツを独立で使うことができる
  • merb と rails の統合で、当初描いていたゴールにたどり着いた?
    • たどり着いている!見返してみてもその通りだと感じる。
    • AR の代替物を簡単に使えるようになった
  • Ruby 1.9 のいいところと、はまったところを紹介してほしい
    • Python 3 と違って 1.8 と互換性のあるプログラムを書くことができるところ
    • エンコーディングについてが問題だった
      • 良かった点は、エンコードについてちゃんと考えるようになった
    • Rails が依存するライブラリは同時に 1.9 に対応した
      • ライブラリは早急に 1.9 で動くようにするべきだ
    • ruby-trunk でテストしていたので問題なくリリースできた
    • Rails 3.0 は来週リリースされるが、Ruby 1.9.2 で問題なく動くことを信じている
  • Ruby と Rails のコアコミッターになったのはなぜだと思う?
    • たくさん文句を言ったから
    • たくさんバグレポートを出してたくさんパッチを書いたから
      • Rails に関して言えば、熱意を出せばコミッターになれるよ
      • ただしパッチにはテストを書いてくれ
  • tenderlove は Rails 3 についてどう思う?
    • ActiveRecord については独立したコンポーネントとして利用できる状態ではないことが残念な点
      • ActiveRelation(Arel) を入れることで抽象化できるようになった
        • でもまだ作業が必要
    • 心配しないでも Rails 3.1 がでるから
  • Ruby と Rails のコアチームの違いをどう感じる?
    • 日本語と英語の間の壁が大きいようだ
  • 言い残したこと
    • お互いの言語を学ぶのがいいと思う
    • Ruby と Rails が共通の CI をも持てばいろいろいいんじゃないだろうか
    • 1.9 に移行しようぜ!

on Rails 3.0

  • いろいろ疲れました…
  • sub-class 化する方が alias_method_chain するよりも良かったらしい by @wycats
    • Rails 3.0 Release して Mail を理解したら変更してみようかな

Ruby 親方会議 2010

  • 親方会議の紹介
    • 「Ruby を使って仕事をしているエンジニア社長や個人事業者の情報交換をする」を公開で。
  • RubyKaigi 2009 -> Sapporo RubyKaigi #02 -> toRuby Kaigi 02 -> Sendai RubyKaigi 02
  • rake:money があるので、社員を雇用している社長をパネラーに迎えて情報交換
  • なぜ親方会議をやるのか
    • 社長は孤独
      • 仲間がほしい!
      • エンジニア仲間が欲しい
  • オフレコの話もあるので気をつけて!

自己紹介

  • 新井さん
    • もぐらの CTO
    • ビジネスの勉強をする勉強会を開催している
      • プログラムを価値あるものにするために
  • 山崎さん
    • スケールアウト CEO
    • 強力なメンツががっ!
  • 和田さん
    • ホームページがないことで有名な会社「タワーズ・クエスト」の社長です
    • 起業20年目で二代目社長
  • 大場さん
    • 万葉の社長様
    • 17:30 から Hyper Everyleaf Time!

起業したきっかけ

  • 藤岡さん
    • 何かやりたかったので起業してみた
  • 新井さん
    • 言われたものをつくるのではなくて、自分で考えたものを作りたかったので起業した
  • 山崎さん
    • 将来的に窓際っぽくなる気がしたので辞めた
  • 和田さん
    • プログラム書きすぎて留年しました
    • エンジニアとしての知名度が上がったので
  • 大場さん
    • 最初はIMEの大手でキャリアプランが見えなくなったので
  • 最初に採用するのって大変じゃないですか?
    • まあその場のフィーリングっぽい感じで決まったっぽい (万葉)
  • 解雇するのって大変
  • 何を聞きたくてやってきましたか?
    • 社員として企業の利益に貢献できるようになるにはどうすればいいのか?
      • 新井さん
        • 社長と同じ目線で同じ感覚で話をできるといいんじゃないかと思う
        • どうすれば利益が出るのかを考えているのかはいいことです
      • 山崎さん
        • ソフトウェアのコピーはただであるということを、ビジネスに生かせればいいのではないか?
      • 大場さん
        • 利益を出すことと、生きていくことは必ずしも一致しない
      • 山崎さん
        • 会社は4番バッターだけじゃなくて、職人が欲しいときもある
  • 人を獲得していくために取り組んでいること
    • 和田さん
      • どういう人かわからないので採用にはリスクがある
      • 素をさらすことに気をつけている
    • 大場さん
      • 露出を増やす
      • 法律を守る
      • 嫌なことをしない
    • 山崎さん
      • ゲリラ戦法しかない
      • 人と会わないとどういう人か、どういうスキルかわかならない
      • 面白い仕事を準備している
    • 新井さん
      • 勉強会を主催している
      • ハードル高めの内容だといいんじゃないかと思われる
    • 藤岡さん
      • いきなり応募してきたりして困ることがある
      • で応募してくるのが、いまのところあたりっぽい
  • 会社の目標と個人の目標
    • 藤岡さん
      • 会社: 自分がいなくても回る会社にする
      • 個人: 何か違うことをしたい
    • 新井さん
      • 会社: 会社として大きくしたい
      • 個人: 勉強して社会貢献したい
    • 山崎さん
      • 会社: 会社を大きくする
      • 個人: 技術が省力化に繋がっていないのがちょっとあれだなと思う。自分の本当にやりたいことができるようになることを目指している。
    • 和田さん
      • 会社: 会社を大きくする
      • 個人: 自分が書いたソフトウェアで働き過ぎを防げるようになることが大義。ゆとりを作れるようなソフトウェアを作って社会貢献にしたい。
    • 久保さん
      • 会社: 会社を大きくする
      • 個人: 個人の時間を作れるような環境を社員に提供したい
  • GIGAZINE 問題ではどう?
  • 他にもチョイスがあるにもかかわらず、弱小企業を選んでくれた人材にどう報いるのか?
    • 山崎さん
      • ストックオプションなどはないのでどうすればいいのか?いまは給料を高めにすることで報いようとしている。
    • 藤岡さん
      • 地元の雇用を守ること
    • 新井さん
      • 高い給与を出すことで報いようとしている
    • 和田さん
      • 経済的に報いるのは中長期的にやらなければいけないので、やっていく。
      • ソフトウェア産業の儲け方は特殊なので、いろいろ考えていきたい。
      • 人それぞれの報い方をやっていきたい。
  • 起業するときのパートナーはどう?
    • 藤岡さん
      • 欲しかったけどいなかった
    • 新井さん
      • 一人ではいろいろわからないことがあったので、パートナーを見つけて起業した
    • 山崎さん
      • 二人だとそれはコストになる。営業とか
      • アメリカだとスタートアップ資金が入ることがあるが、日本はない
      • 追い込まれると、お金に関していろいろある
    • 新井さん
      • 営業の人だとそれまでフリーでやってもらうとか
      • パートナーにするなら、フリーや起業したことある人の方がいい
    • 和田さん
      • 血縁は入れない方がいい
    • 久保さん
      • 長年の友人で、仕事も共にやっていた
      • 何で言い合おうと思ってやっています。

参考文献

  • ネットワーク経済の法則
  • スティグリッツミクロ経済学
  • Eric Sink on the Business of Software 革新的ソフトウェア企業の作り方 [単行本(ソフトカバー)]
    • http://www.amazon.co.jp/Eric-Sink-Business-Software-%E9%9D%A9%E6%96%B0%E7%9A%84%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A2%E4%BC%81%E6%A5%AD%E3%81%AE%E4%BD%9C%E3%82%8A%E6%96%B9/dp/4798117501
 
このエントリーを含むはてなブックマークはてなブックマーク - RubyKaigi 2010 1st day この記事をクリップ!Livedoorクリップ - RubyKaigi 2010 1st day Googleブックマークに追加 Digg This
Tags: , , , , , , , , ,
2010/07/12  |  Written by  |  under Blog

まあ単純なことなんですが、営業や企画の人に技術用語を捲し立てる人がわりと多いですよね、と言うこと。

下手な専門用語を使うことで自分の首を絞める

そういう時に限って、聞いてた人が拡大解釈してしまい、あとでいろいろ大変な目にあうことは少なくありません。「いや、そういう意味じゃなくてですね…」「でも、もうお客さんに言っちゃったよ?」なんで言う、ありがちな会話が繰り広げられたりするわけです。こうなってはいくら口論しても取り返しがつかないことが多いので、仕方なく作業することを強いられます。でもどうしてこうなってしまうのか。

本質を理解していないと説明できない

私自身もそうですが、用語の本質を理解していないと人に説明することはできません。大学・大学院とお世話になった先生に、「絵を描いて説明して。絵を描けないということは、ちゃんと理解していないということ」とよく言われました。自分が理解していればそれを図示して、つまり本質をわかりやすく絵に描けるはずだというのです。最初はよくわかってなかったのですが、博士課程あたりでその重要性を理解できた気がしています。物事の本質を理解せずに話をしようとしてもうまく伝わらないだけでなく、間違った認識を与えてしまうこともあります。

ちゃんと説明するのは難しい

では、本質を理解した上で話せばいいのかというと、そうでもありません。今度は何が必要とされているのかを認識しないと、的外れな内容を説明してしまいかねません。つまり聞き手の状況や認識を考慮して説明する必要があるのです。仕事であればその全容を把握して、何が問題となっているのかを理解しないと大変なことになります。的外れな回答になってしまって、やったこと全てを巻き直しなんてことになりかねません。

相手の立場になって考える

そう言う意味で簡単なようで意外にできないのが、相手の立場で物事を考えるということ。「俺はそうは思わない」と決め付けずに、何故その結論になったのかを考えないと、いつまでも状況は変わりません。とは言え、どうしても理解できない時もあるでしょう。その時は新天地を目指せばいいだけです。

「できないこと」じゃなく、「できること」をまず言おう

また「それじゃ無理ですよ、だって・・・」といきなり言うのではなく、「これではどうですか」と提案することも重要です。一見当たり前のことですが、意外にできないものです。面倒な実装になりそうだったり、手間がかかったりと、ネガティブなイメージが先行してしまうことが多いからでしょうか。でも結局「無理ですよ」といって別の大きな手間がかかってしまうことって多くないですか?そう言うのから脱却するためにも、否定から入るのではなく肯定から行くべきだと感じています。

扱いにくい人にならないように

また仕事が増えるだけなら、まあそれもよくないのですが、まだましですが、社内の信用を失うことになる可能性があります。「あの人何言ってるかわかんないよ」や「あの人話しにくいし扱いにくい」と言われるようになってはおしまいです。私自身は、難しいことや不可能そうなことを、自分のアイデアや技術力でなんとかしてこそ、技術者の本領発揮なわけですから、「そんなの無理ですよ」という前に一つでもアイデアを出して見たいと思っています。

 
このエントリーを含むはてなブックマークはてなブックマーク - 技術者はもっと説明責任を果たすべき この記事をクリップ!Livedoorクリップ - 技術者はもっと説明責任を果たすべき Googleブックマークに追加 Digg This
Tags: , ,
2010/07/11  |  Written by  |  under Blog

まあ会社の愚痴なんてよく言うと思います。私自身も以前はよく言っていましたし、twitterでつぶやきもしてたと思います。でも仙台Ruby会議02で親方たちと話をしたり、情熱プログラマーを読んでみて、愚痴を言う前にやるべきことがあるんじゃないかと考えるようになりました。

情熱プログラマー ソフトウェア開発者の幸せな生き方

  • 著者/訳者:Chad Fowler
  • 出版社:オーム社( 2010-02-26 )
  • 単行本(ソフトカバー):200 ページ

いやならやめてもいいんじゃよ by Maat

じゃあ社畜になって働くのかというとそうではなく、その前に自分にできることをできる限りやっているかどうかと考えるようになったからです。情熱プログラマーの第3章にある、「バケツ一杯の水の中の小石一つ」や「8時間燃焼」を読んだときに、「あぁ、このままじゃダメだな。」と思いました。そして仙台Ruby会議02で親方の話を聞いてみて、「今のまま止まるって決めてるのは自分なんだ。だからこそ愚痴を言って逃げてるんじゃないか。」と強く思うようになり、仕事や会社の愚痴を言う前に自分がやるべきこと・できることはきちんとやらないといけないと考え出したのです。まだやりきれてないんじゃないか。まだまだやれることはあるはずだと。

まだ転職しない理由

あとよく「転職フラグか」とかつぶやかれたりするわけですが、そのときは「いまはまだ転職しない」と思うのです。じゃあなぜ「まだ」なのかと考えたとき、やり残していることがあるのもそうなんです、やっぱり「怖いこと(転職)から逃げてる」ことは否定できません。なんだかんだで居心地のいい場所だと、そこから脱出できない、脱出するのが怖いと感じるのは普通じゃないでしょうか。でもそれって「逃げ」なんですよね。じゃあ転職すればいいのかというと、それもある意味「逃げる」ことになる。どちらにしても、そう言う考えだと「逃げ」にしかならない。心のバイブルである逆境ナインによると、「男たるもの進むべき」だとあります。じゃあどうやって「進め」ばいいのか。もう全力でやるしかないわけですよ、いまの仕事を。

自分と戦って負けないために

では全力を出してやるのはいいとして、何を目標に据えるか。越えるべきは自分なので、いままでやったことのないことをやるべきだろうと思ってます。また自分に負けないようにしないといけないと。というわけで、男の戦いに終わりはないとバイブルにも書いてあるので、このままで突き進みたいと思っています。

 
このエントリーを含むはてなブックマークはてなブックマーク - 自分に負けないために この記事をクリップ!Livedoorクリップ - 自分に負けないために Googleブックマークに追加 Digg This
Tags: , ,
2010/07/08  |  Written by  |  under Blog

最近は朝に一人もくもく会やってたりするんですが、iPhoneでなにかしら音楽を聞きながらやってます。音楽を聞きながらの作業が効率的かどうかはわかりませんが、曲調やジャンルによってテンションが変わることに異論はないと思います。

で、普段の作業中は何を聞いているかというと、最近はほとんどThe ProdigyChemical Brothersだったりします。アップビートなテクノだと、何故かキータッチが速くなったような気がします。でも毎日だといろいろ辛いので、最近は徳永英明榊いずみECHOESとか鬼束ちひろとかも聞いていたりします。気分が変わって違う視点で進行するのもいいものですね。
しかし曲によって心理状態も変わるようで、鬼束ちひろとか聞くとなんか落ち着いた気分になります。焦ってたりイライラしてたりするときは、そういう曲を聞くのがいいようです。

そう言えば、むかし実家でいろいろあったときや博士論文書いてた時にはさすがにストレスがたまり、精神的に脆くなる時がありました。そう言う時によく聞いていたのが榊いずみ(橘いずみ)で、「太陽が見てるから」「こぼれおちるもの」「ごらん、あれがオリオン座だよ」は何度聞いたか覚えてません。おかげで何とか書き上げて学位を取得できたわけですが、この曲がなかったらどうなっていたかは定かではありません。特に「26-Dec.11th.1968」はかなりやばく、自宅で胸を熱くしながら何度も聞いていました。

と言うわけで、最近いろいろあるので久しぶりに鈴木彩子が聞きたくなりました。唐突ですねが。最初に聞いたのは大学生の頃かな。例によってアニメ(サイレントメビウス2の主題歌「旅立つ朝に」)だったりするわけですが、アルバム買ってみて聞いた「葛藤」にはかなり影響された記憶があります。「お前らには社会に出る資格がない」とか当時は強烈なインパクトがありました。

特にオチもないのですが、音楽とともに日々作業をすることで、安定した作業効率を得られるんじゃないかなと思ってます。ちなみに見る音楽はDCIですが、流石にこれを知ってる人は少ないかな?ドラムコー・スタイルのマーチングバンドやってたという過去があるので、Madison ScoutsMalagueñaとか見るとアドレナリン分泌されまくるわけです。まあそんなわけで、音楽聞きながらやってみるのもいいんんじゃないでしょうか。

 
このエントリーを含むはてなブックマークはてなブックマーク - 音楽で気分を変えてみる この記事をクリップ!Livedoorクリップ - 音楽で気分を変えてみる Googleブックマークに追加 Digg This
Tags: ,
2010/04/18  |  Written by  |  under Blog

最近よく、「経営者が技術者の会社がいいよねー」的な話しをするのですが、一概にそれが良いかどうかを考える時があります。

技術者のことを理解できるのは技術者だけなのか

確かに経営者が技術者だと、社員である技術者の気持ちやトレンドをよく理解してくれそうな気になります。確かにそれはあるのですが、逆に理解しすぎて本当に大事なことをおろそかにしてしまう可能性があります。技術者といっても仕事をしてお金を稼いでるわけです。それを大事にしないで、技術者のこだわりや気持ちを重視してしまうことがあるのではないかと、最近思うようになりました。

またここで言う「理解する」というのも、ちゃんと考えなくてはいけない部分です。単に「技術者側に立つ」だけでは理解した事になりません。よく「本当に貴方のことを思ってやってるんですよ」的な話がありますが、短期的ではなく長期的に見たときに、「ああ、ちゃんと理解してたんだな」となることが、「理解して」いたことになるのではないでしょうか。こういうのって人に説明し辛いし、その場ではわかってもらえないことが多いので、「まあ、とりあえずはいいか」と短期的に賛同を得られる方に進んでしまいケースが多いんじゃないかなと思ってます。

経営者と技術者を同時にできるかどうか

と言うのも、世の中で技術者主導の会社というのは結構あるのですが、うまく行っているところばかりではないと、よく聞くからです。技術者が経営者になるというのは、簡単なことではないでしょう。仙台Ruby会議02でいろんな話を聞きましたが、みなさんかなり苦労している感じでした。やはり、考え方が違う2つの職種を同時にこなそうとするのは大変で、どちらの立場もわかる苦しさがあるのだなと感じました。

ちょっと考えがまとまらないところなのですが、この点についてはいろいろと書いていきたいと思っています。

 
このエントリーを含むはてなブックマークはてなブックマーク - 技術者経営者がいいかどうか この記事をクリップ!Livedoorクリップ - 技術者経営者がいいかどうか Googleブックマークに追加 Digg This
Tags: , , ,