2006年12月12日
▽[thesis] 「リスクを考える」ということ
「SIerよ! リスクを取れ」と言っても、リスク管理ができてなければ・・・
よく「リスクを考えて~」と言われる.内部にその解消手段があるからの発言であればいいのだが,顧客にいい顔をしたいから「ちょっと無理そうでもやってみよう」的な方向に流れる.そして無理な残業を強いられる状態になり,生産性が向上せず,結果的に利益に貢献しにくくなる.やはり世の中はこんなのばっかりなのかと少し悲しくなった記事でした.
「リスクを考える」とは,「回避」「許容」「分散」などの「リスクヘッジをする」ことであって,「リスクがあるとわかる」ことではない.「リスクがあると分かっただけでも進展がある」と言った時点で既に「リスクを許容しようとしている」のではないだろうか.この点の思い違いが,想定外のミスや労働超過につながってしまうのではないだろうかと,最近思ってます.
2006年12月 7日
▽[PC] 生産性と効率を上げるためには
人月見積もりでは生産性は上がらない、IPAが警告
人足計算で見積もりたてるのは簡単.でもそれではここの生産性を挙げると結果として「製作物に対するコスト」が下がることになる.人足計算を基本にすえると,コスト=売り上げを上げるためには「生産性をある一定以上には上げない」なんていう非効率的な思想の下で仕事をしなければならないが,当然そういうわけにも行かない.結果として,「1人日の仕事を1日で複数こなす」なんていうよくわからない状態になる.
やはり今後のIT業界では, マネージメントと個々の能力の見極め,説得力ある見積もりとその詳細設定などを行う必要があるのだろう. 上に立つ人にこれらの能力があれば,生産性の向上が売り上げの向上に,そして利益の向上につながるのかもしれない.
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2006年12月 1日
▽[PC] 基盤設計とその重要性
システム基盤設計の基礎:ITproいろいろなWebシステムを設計・開発しているけど,意外にこの「基盤」部分が軽視されてしまう.そもそも予算計上することがはばかられるというか,「そこは普通の状況だけ考えればいいから」的な指示が来るのだが,そもそもその「普通」を実現するのに必要だということが理解されない.そのため「やばい状況」になるまで放置され,復旧・修復に追われるのが常ではなかろうか. エンジニアとしては,まずあらゆる状況を想定し,そのうち被害が甚大になるものから問題をつぶしていくのがいいと思うのだが,現実にはそうはできない状況が多い.そのような状況下でどこまで未来を予測して修正・変更点を最小にできるように設計・開発できるかが重要なんだろうな. だから私は,「いまがこうだから,これでいいや」ではなく,「『こんなこともあろうかと』はできる限り取り込む」ようにした方が,後あと自分のためになると考えて設計・開発している.だってその方が楽だしな,何かが後で起こっても.
Part1 「非機能要件」を左右するシステム基盤の理解が必須に
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2006年11月 9日
▽[thesis] 更地主義の良し悪し
ソフトウエア開発者の危うい「更地主義」ものにもよりけりだよな,やっぱ.既存物は「動作している」というある意味実績があり, それと同じく「潜在的なバグがある」という不安材料もある. 一から開発しなおすのか修正を続けるのか,どちらがいいのかと言うのはその規模や内容に依存するだろう. 最初は木造住宅を作ってたのに,「やっぱりビルでしょ」とか言われて, 「建て増しでよろしく!」なんてのは増築レベルでは不可能だが, 「2階建てを3階建てにできない?」と言うのはできそう,とかね. 何事にも柔軟な対応ってのが重要よね.
2005年9月21日
▽[thesis] 著作権とはお金?
米作家協会、グーグルを提訴--「Print Library Project」は重大な著作権侵害 - CNET Japanまあ何というか,著作者の権利って,利権とかお金だけなのかね.
ここにある「被害の補償」って言うのが引っかかる.やっぱあれかね,お金なのかね. 著作権って換金できる何かで,換金しないと意味がないものなのだろうか. こうも著作権,著作権って主張されると, じゃあ利用する側はそんなに制限されるのかって思ってしまう. 「凄い!」とたたえられるだけじゃダメなのかね,もう今の著作者達は.
2005年8月 6日
▽[thesis] 死を呼ぶ生きる糧
アジアの安全な食べ物:中国の7色に輝く河川と食品これを見て,中国産の食物や食品を食べることができるだろうか.
普通は食べる事なんてできないだろう. でもスーパーや食料品店で売っているのがすべて中国産だったとしたら. 中国製品しか食べるものが存在しなくなったら, 我々は生きていけるのだろうか.我々だけではなく,生産している人々も生きていけなくなるのではないだろうか. 今のうちに,できる限りに不買を行い, 出来うることをしていかなければ, 未来はやってこないのかもしれない.
- 危険な中国産食品
- 危険な中国産野菜
2005年7月 1日
▽[thesis] 個人情報保護と利便性の天秤
Yahoo!ニュース - 個人情報の流出またしても個人情報の流出事件が増えてきた.Systemに侵入されたと言うが, それほどまでに管理体制が整ってなかったのだろうか. だが利用者も,今後個人情報がどのように流出するかの 危険性を認識する必要があるのではないだろうか.
昨今のInternet Serviceにおいて, 多様な個人情報がInternetに接続されているServerに保存されている. 多様な情報がService提供者に渡れば,多様なServiceを提供してもらえるのは自明の理. そうすることでUserの利便性が向上する.しかし一度でも漏洩すると, Userの被害は甚大となる可能性がある. Userへの利便性と漏洩時の被害の大きさは比例しているように思える. 今後は使用する我々の方で,自衛手段を講じることが必要になるのではないだろうか.
収集する側の責任はもちろん重大だが, もうそれだけでは自分自身を守ることができないかもしれない.
2005年4月28日
▽[thesis] 脱線事故とマスコミ
いつも乗る電車でこの事故は起こった. と言っても,事件現場は通らない.京橋から大阪天満宮まで乗るだけ. だがうちの会社に来ている人がこの被害にあった. けがはしていないのが幸いだが,もっともひどかった2両目の真ん中あたりに乗っていたらしい.奇跡的に助かったという言葉が, テレビで惨状を見るたびに頭をよぎる. この事故の被害に遭われた方のご冥福を心よりお祈りします.ところで,マスコミの報道姿勢に対して少し疑問に感じることが多い. JR西日本の社長や会長,社員などは,被害者や遺族の方々に対して説明責任がある. それはマスコミに対してよりも先にすべきだ. それをマスコミが遮るようなことをしたり, いちいち揚げ足をとるようなことをするのはお門違いだろう. 事故が起こって1時間しかたっていないのに, 事故原因がはっきりわかるはずもない. マスコミは民衆の代わりに聞くことが仕事かもしれないが, 民衆の代表ではない.単なる代役にすぎないと思う.
「みんなが知りたがっている」
とよく聞くが,果たして民衆の総意がそうなっているのだろうか. 一人先走りするマスコミ.情報をお金で換算するのはやめていただきたいものだ.
2004年10月19日
▽[thesis] 権利を買うと言うこと
JASRAC、CCCD廃止の流れに疑問を提示~船村徹会長ら新役員が会見CCCDは市場のうけが悪いのは当初から言われていたことで, 先頃それを廃止したレーベルの判断は正しかったと思う. またいくら著作権保護機能の技術が発達しようが, それを上回る速度でPCの技術が発達するため, 複製が容易になるのは時間の問題となっているのも事実. かといって,iPodなどのオーディオプレーヤーからまで著作権料を徴収しようと言うのは どうだろうか.
だいたいからして,CDを買うことによって消費者が得られる, 「その楽曲のデータを利用できる権利」とはどの程度のものなのだろうか. CDというのは飽くまでも「楽曲データが入ってるメディア」である. 我々はメディアを買っているのではなく,また「楽曲を聞く権利」を買っているのでもなく, 「楽曲データの使用権」を購入しているはずだ. その「使用権」がどこまで及ぶものなのかが不明のまま, 著作権使用料がただただ徴収されていくのでは消費者はたまったものではない. そもそもiPodは「楽曲を聴くことをメイン機能とする機械」ではあるが, それだけにしか使えない機械でもないので, どのようにしてそれを区別するんだろうか. 楽曲を入れることがない場合にはその「私的録音補償金」は返還してもらえるんだろうか. どうもJASRACはお金を消費者から巻き上げるだけの団体になってきているようなのだが, はたしてJASRACが存在することによって我々は何か利益を得ているのだろうか. まるで無駄な行政法人のように思えてきた.
2004年7月 6日
▽[thesis] 技術者の地位向上のために
プログラマー天国 - 「技術屋の地位が低いのは技術屋が技術屋に甘んじているから」確かにそうかもしれないな. この前に見たプロジェクトX「男たちの復活戦 デジタルカメラに賭ける」を見たときもそう思ったんだけど, 技術屋が集まると凄いポテンシャルがあるのは確か. ただそれを社会の要望に添った方向へと導く事って結構難しいとも思う. 社会のニーズに沿ったビジネスモデルなりを考えて, かつ市場調査を行うのって簡単ではない. また,技術屋というのはやっぱりどこか世間からずれている可能性があるから, それをちゃんと考慮することも重要. いろいろな複合要素が満たされたときに,多分凄いものができるんだろうね. そういう方向に向かって進んで行けると良いなと思った今日この頃.
2004年5月20日
▽[thesis] すれ違うユーザーとメーカーの意志
JASRAC、2003年度業績説明会を開催。DVDの著作権利用料が伸張確かに「包丁というよりピストル」と言えばそうだが, 今では芸術的価値があるとは言え, 日本刀は本来人を殺すために作られたものだし, ピストルは弓矢やボウガンの延長として作られているはずだ. そう言う例え方をしたならば, 拳銃製造業者やその各部品を作っている人たちは, 例え下請けであったとしても全員殺人幇助で逮捕されるべきだろう.
-「Winnyは“包丁”というより“ピストル”」
ユーザーは音楽や映像を安く手に入れたいと思っている. それは今の価格が妥当ではないと感じるからだろう. そもそも音楽とは芸術であるのだから, それを欲する人たちが,その当人に対価を支払って手に入れる部類ものだ. 今の音楽業界では本当に対価が当人に支払われているのだろうか. 通常のCDアルバムは1枚で3,000円するのだが, CDのプレス費用とジャケット印刷代,つまり製造原価はたかだか数十円程度のものだろう. 3,000円という価格の内訳はどうなっているのかを知りたい人たちは多いだろう. そこに広告費やメーカーの利益が多く含まれているとすれば, 買う気も失せると言うものだ. メーカーも企業であるのだから,利益追求するのはもっともな話だが, 音楽が芸術である以上は一般的な商品と同等に扱うのがよい方法とはとても思えない.
いい加減にDigital Ageにおける著作権のあり方を考えて欲しいと思う. デジタルデータである以上,100%完全なコピーを作り出すことは可能なのだ. そこに暗号化や透かしなどの保護機能を入れたところで, 再生時に解除しなければならない以上,何らかの方法によって打ち破れることは自明の理だ. ならば複製されることを前提に物事を考えなければならないのではないだろうか. メーカーとユーザーのイタチごっこに,もううんざりしたくないのだが.
2004年5月18日
▽[thesis] 行き過ぎた逮捕
ここ数日の間にコンピュータ関連で逮捕者が相次いでいる. Internetでは確かに情報伝達の速度が早く,範囲も広い. 噂でしかないことも,2ちゃんねるなどで書かれると一気に拡大してしまうおそれがある. そう言った意味で厳重注意では済まされないこともあるだろう. Winnyの制作者が逮捕されたのは著作権違反幇助の疑いだそうだが, 様々なところで言われているとおり, 包丁職人を逮捕するのと同じ理屈ではある. 掲示板に著作権違反を助長する書き込みをしたことが大きな要因ではあるらしいのだが, やはり納得いくものではない.またgameonline.jpの管理者も逮捕された. ゲーム画像を無断で転載したことが著作権違反となり,逮捕に繋がったらしい. 確かに著作物であるには違いない. しかしそこに掲載されることにより経済的効果が全くなかったのだろうか. たとえあったとしても著作権違反には違いないが, 告訴するまでには至らないのではないかとも思う.
ユーザは新しい・詳しい情報を求めている. それに企業が応えない・応えられない以上, 誰かがやって欲しいとユーザは望むだろう. そしてそれに応えてくれていた人を逮捕し, 同じことをしている人たちもサイト閉鎖を決意し始めている. これからは代わりにゲームメーカーが我々に情報開示をしてくれるのだろうか. ユーザが興味を引きそうなことだけを小出しに紹介し, 肝心な部分を隠蔽したまま発売する. そんなゲームばかりになるのだろうか.未来が暗くなってきている.
2004年4月13日
▽[thesis] 人道と政治を秤にかけて
いまイラクで日本人が武装勢力に拉致されている. 武装勢力はその日本人を人質に,自衛隊の撤退を要求している. だがこの要求によって,日本の自衛隊の撤退はなくなったといえるだろう.日本の自衛隊が武器を持って海外に派遣されることが 問題であるかどうかは今は重要ではない. なぜなら派遣してしまっているからだ. こういう言い方をすると,やったもの勝ちのようにとらえられるかも知れないが, 既に派遣されているわけだからそれをどう有効に活用するのか, またどう安全を確保するのかを考える方が先決だろう. そして安全でなくなれば撤退するという選択肢が発生する.
だがこの事件が起こったことにより, もはや安全でなくなったとしても撤退するかどうかはわからなくなってしまった. 撤退するということは,テロに屈したことになるからだ. 国際社会においては,テロとは戦わなければならない. 一度でもテロに屈してしまうと,次から「テロを起こせば屈服する国」と認定されてしまう.
ただしあくまでも政治的な話ではある. 人道的には人の命は国より重いのは明白な事実だ. しかし今3人の命を救うことにより, 世界各国に在住する日本人がテロの標的にされてしまったらその責任は誰が取るのだろうか. それを考えると自衛隊の撤退は現時点で消滅してしまったと言えるのではないだろうか.
また情報開示を迫るマスコミや家族会,NGOが多数存在するのだが, この高度に情報化された社会において,情報は世界中至る所に配信される. 日本政府や日本のマスコミが流した情報が,すぐさまイラクの武装勢力に伝わってしまう ことを考えた上で情報開示を要求しているのだろうか. ことは人命に関わり,かつ,政治的にも難解な問題だ. ここでもまた責任問題が発生する.
人命より重いものはこの世のどこにも存在しない. だが今救うことによって今後失われるものも,現時点で推測することはできない. 人命を含めた今後失われる何かと,今現在危機にさらされている人命と, どちらを選択すればいいのかと言う問いに容易に答えられるものなど, 今の世にはいないのではないだろうか. そう思い,今はただ人質の安全を祈るのみ.
2004年2月 4日
▽[thesis] 警鐘を鳴らすということ
案の定というかなんというか,やはり逮捕されてしまった. 警鐘を鳴らすのは必要な行為だが,かといって不正侵入を行ったり, 果てはその時に入手した情報を公開してしまうのはやはりやりすぎでしょう. いかなる理由があったとしても,法律などに反する行為はやってはならない.ただし,昨今のInternet重視政策によって,こういった脆弱性による脅威が大きくなっているのは確か. もしも官公庁のHPから情報が漏洩してしまったら,一体誰がその補償をしてくれるのだろうか. こう書いているそばから事件が起こってしまっている. もうここまでくると「お役所仕事」ではだめだと言うことを認識して欲しい. お詫びだけですまされる状況ではなくなるというのに.
2004年2月 1日
▽[thesis] 発明への対価
確かに200億はどうかと思うが,これを受けての日亜化学のコメント,はっきり言って最悪だと思う.ここにある『ノーリスクで終身雇用或いは安定収入という企業』や 『安定収入と巨額のリスク報酬の二重取りを求めるものであって理論上許されないこと』 などとはどういうつもりなのだろうか. これでは『何もしなくても安定収入が保証されている企業』という意味に とれるのだが,まさか日亜化学 がそうなのか?企業研究の現場とは, このコメントにあるような『安定収入』ではあるかもしれないが, 『ノーリスクで終身雇用』などとはほど遠い位置にあるのではないだろうか. 日々研究成果を会社から強要され, 結果が出ない場合にはどうなるかわからないような趣旨の忠告を受ける. まあ極端な例かもしれないが,日亜化学のコメントほど 『恵まれた環境で研究できる』環境にはないのは確かではないだろうか.
それとも,日亜化学 だけが日本企業,しいては世界の研究開発を行っている企業の中で,特別な環境を与えてくれる 素晴らしい企業なのだろうか.どうやら控訴するそうだが,はてさて,どうなることやら.
2003年12月26日
▽[thesis] インターネットに国境はあるか
と聞かれて,「ある」と答える人はいないだろう. そもそもインターネットとはおおざっぱに言えば単なるコンピュータネットワークなわけで, しかも世界中にその網が広がっている.どこからどこまでがどの国というのは, IPアドレスを見ればわかるのかもしれないが, 個々のルータやスイッチはそんなことを考慮はしてくれない. そもそも流れるデータがどこの国に属するものかを判断するのは人間だ. 0と1のみで表現されるBinary Dataをある方法で視覚的にわかりやすいように表現すると 画像や動画になったり,聴覚的に理解しようとすると音楽になったりするわけだ. この0と1は電気的な信号で世界中を飛び交うため, 国境なんてものは全く意味をなさない.ここ十数年の間に, いろんなものがAnalog DataからDigital Dataに変化してきた. 一番身近なのは音楽(CD)だろう. あっという間にレコードはなくなり,CDのみになってしまった. まだここまでは良かった.Internetが世間で話題に上り始めた頃, この広大なNetworkの中にそのDigital Dataのみが流れ始めたのだ. いままではCDなりMDなりで,物理的輸送手段を用いなければ遠くへ運べなかったものが, 今やあっというまに地球の裏側まで転送することができる. しかもP2Pなんてものを使うと,世界中に爆発的に拡散していってしまう. それを止められるものなんて,世界中のどこにも存在しないだろう.
インターネットには国境はない. どこかに国境警備隊がいて, 流れてくるデータを逐一監視して強制送還するような仕組みはない. 強いて言えば,地球に現れた新たな国とでも言えるのかもしれない. そう考えると,一つの大きな国なのだから,国境なんてあるはずもない.
もう一度言おう.インターネットに国境はない. なのになぜそれぞれの国の法律を適用しようとするのだろう. 何か違和感を感じられずにはいられない.
2003年12月25日
▽[thesis] Responsibility for the usage
まあ当然と言えば当然の結果が出た. 悪用されるおそれのあるものを使うことができないのであれば, 極端な例かもしれないが, はさみやカッターナイフですら使用を禁止されるはずだ. PCでのコピーと違うところはその「悪用件数の多さ」だろうか. いまのP2Pで流れているのはその95%以上が著作権違反のデータだろう. それはまずい状況ではあるが,かといってP2P自体が「悪」なわけではない.いい加減に気付いて欲しい気もする. そろそろミッキーマウスを保護するために作られたような著作権で, Digital Contentsを保護すること何で無理だと言うことに. 消費者は技術のことなんてはっきり言ってどうでもいいと思ってる. 極端に言えば,著作権でさえどうでもいいと思ってるだろう. ビデオやカセットテープのダビングは黙認しておいたんだから. 実際には黙認ではなく,メディアに著作権使用料が入ってる制度・私的録音・録画補償金制度なんてものがあるのだが,一般人でそんなことに詳しい人なんていないのが現実. だからこそ,CDやDVDのダビング(?)に敏感すぎるほど反応することを, 消費者は怪訝に思っている.P2Pで交換することにもだ.
CDやDVDのPCでのダビングが, 「友達から借りたCDをMDにダビングするのとどうちがうんだろう?」 とか言う人も多いだろう. それに「技術的に完全に同一のものが複製可能だから」という理由以外で, 答えられる人がいるんだろうか. P2Pでの交換を「知り合いにCDを借りてダビングするのとからないじゃん」 と言う人もいるだろう. それには恐らく「全くの見ず知らずの人からの貸し借りは・・・・」等と答えそうだが, それには説得力はない.まあ第一,どこまでが友人でどこまでが黙認されるのかなんて, だれも線引きはできないはず. なのにどこへ向かおうとしているのだろうか. 行き詰まりすぎているような感じがする.
2003年12月22日
▽[thesis] 真実を見つけ出す力
某所でも書いたのだが,やはりここでも書いておくことにする.まずはこのサイトの動画を見て欲しい.
我々は他人に対してある物事を要求したとき, やはりこちらが想像するような過程をたどり,想定しうる結果に結びつくと考える. そしてその想像を超えるような過程をたどろうとしたとき, 例えそれが想定を上回る結果を出すのだとしても, 通常はそれを止め,どうしてそうなったかを問いただし, そして「一般的に正しいと思う方向」へと導こうとするだろう. だが本当にそれが「正しい」ことなのだろうか.
少し誇張気味のようではあるが, このCMはそれを教えてくれているような気がする. 「正しい」という「認識」は,その人がたどってきた過程, つまり人生そのものに依存している. この「認識」はその人にとっては当然「正しい」ことだ. だが,異なる人生を送ってきた人にとっては,それは「間違ってる」ことなのかもしれない. いまの日本の教育体制とは,良い意味で「画一化」されているが, それはある意味「洗脳」といっても過言ではないのかもしれない. 日本中の先生や親が同じことを言い続ければ, 全ての子供はほぼ同じ意見を持ち,同じことを「正しい」と「認識」するようになるだろう. 我々自身もそういった「同じことを言われ続けてきた過程」 をたどってきたのかもしれないのだから, このことが「正しい」ことなのかどうか我々には出せない答えなのかもしれない.
だが誰の中にも「正しさの核」のようなものはあるはずだ. 誰に言われたのでもない,自分自身の「真実」というものが. いまの日本に必要なのは,そういった「真実」を見つけ出す力なのかもしれない.
2003年3月18日
▽[thesis] Not war, but...
戦争ほど悲惨なものはない.それは人を殺すという行為にのみ特化されたもの であるからである.誰しもが他人の命を奪う権利など持ち合わせてはいない.
だが,このままの情勢で放っておいていいというわけでもない.独裁政権とそ の思想は近隣諸国のみならず,世界に恐怖を与えるものとなっている.この恐 怖が現実のものとなれば,恐らくは戦争によって無くなる命よりも多くの犠牲 が伴うだろう.しかも軍人ではなく,一般市民の.
この問題を適切に且つ迅速に解決するのが国連の役割であるはずなのに,個別 の利益にために互いの主張を繰り返すだけのものに成り下がっている印象を受 ける.世界はこのままどう動くのかを,冷静に見極める必要があるだろう.
2003年2月10日
▽[thesis] 著作権の行方
/.の記事 を見て思ったんだが,音楽の「楽曲・歌詞」の著作権とは本来誰のものなのだ ろうか.それは「作曲者」「作詞家」であって JASRAC やレコード会社のもの ではないはずだ.ただ 管理するものとしての主体 として,このような機関が必要なことはわかる.しかしあくまでも 管理を委託されているだけの機関 であるはずなのだから, 本来著作権を保有する人たち の意向を無視してはならないはずである.この辺りのことを考えずに企業, つまりレコード会社の利益のみを追求するのでは,消費者は賛同しないのでは ないだろうか.2002年12月25日
▽[thesis] 技術と権利の狭間
例の裁判の 控訴棄却 が決まったそうだが,このままでは自由に発言できる場所がなくなる可能性も ある.確かにいまの 2ちゃんねる には秩序がない部分もあるが,匿名であるが 故に有意義な情報が現れる場合も多い. 2ちゃんねる が 1 日平均でどれくらいの書き込みがあるのかわからないが,管理人は一人, 実際には数人の人間に,削除依頼が来たからと言ってすぐさま対処できるのだ ろうか.しかも,いまの技術では, Google や Internet などがある.一度でもここにキャッシュされるとここも削除しなくてはならな い.また個人のコンピュータにコピーされた場合はどうなるのだろうか.また, それを匿名で異なる場所に設置した場合は?上記 Web Cache は依頼すれば消 してくれるだろうが,キャッシュされるのはサイト管理者に断りもなしにであ る.robots.txt などの設定ファイルを設置すれば問題ないのかもしれないが, それはサイト管理者が自発的に行わなければならない.これは本来の意味的に おかしくはないだろうか.
そもそも,今の著作権などの法律などは,前時代的な技術背景を元に作成され ている.憲法なども当然そうだろう.作成当時の技術・経済・政治体制を背景 に制定されているはずである.これが,いまの技術革新を予測しているとは考 えにくい.その時々の技術・経済に応じて,様々に変革していくことこそ,人 間社会の革新へとつながるのではないだろうか.
ただし憲法がうたう,基本的な精神は変えるべきではない.これはいつの時代 も同じなのだから.





