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2004年10月19日

[thesis] 権利を買うと言うこと

JASRAC、CCCD廃止の流れに疑問を提示~船村徹会長ら新役員が会見
CCCDは市場のうけが悪いのは当初から言われていたことで, 先頃それを廃止したレーベルの判断は正しかったと思う. またいくら著作権保護機能の技術が発達しようが, それを上回る速度でPCの技術が発達するため, 複製が容易になるのは時間の問題となっているのも事実. かといって,iPodなどのオーディオプレーヤーからまで著作権料を徴収しようと言うのは どうだろうか.

だいたいからして,CDを買うことによって消費者が得られる, 「その楽曲のデータを利用できる権利」とはどの程度のものなのだろうか. CDというのは飽くまでも「楽曲データが入ってるメディア」である. 我々はメディアを買っているのではなく,また「楽曲を聞く権利」を買っているのでもなく, 「楽曲データの使用権」を購入しているはずだ. その「使用権」がどこまで及ぶものなのかが不明のまま, 著作権使用料がただただ徴収されていくのでは消費者はたまったものではない. そもそもiPodは「楽曲を聴くことをメイン機能とする機械」ではあるが, それだけにしか使えない機械でもないので, どのようにしてそれを区別するんだろうか. 楽曲を入れることがない場合にはその「私的録音補償金」は返還してもらえるんだろうか. どうもJASRACはお金を消費者から巻き上げるだけの団体になってきているようなのだが, はたしてJASRACが存在することによって我々は何か利益を得ているのだろうか. まるで無駄な行政法人のように思えてきた.

Posted by Rust Stnard at 11:50