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2004年4月23日

[PC] 情報帯域という言葉

情報検索におけるノイズの役割
ある情報を人に伝達するときには, その情報を様々な手法を用いたり, それに類似する情報を織り交ぜた方がいいらしいと言う話を聞いたことがある. 「帯域を広げる」と仕事場の人たちは言うのだが, 最初はわからなかったその言葉も今では何となくわかってきた. 例えば読書に熱中すると周りの音とかが聞こえなくなることがある. じゃあ無音状態で本を読めばいいのかと言えば, 音がないと本に集中できない.まあこれは変な例えだが, 「意識して注意するチャンネル(事象)を多く・広くする」ことが 「帯域を広げる」事になるのだそうな. 音があるからかえって読書に集中できるという論理になる. ホントかどうかは怪しいのだが,経験上は確かにそうなっている.

検索エンジンにノイズを乗せると目的の情報が埋没すると考えてしまうが, 実は情報帯域が広がる分,自分の中にすんなり入ってくるのかも知れない. 意図しない情報が, 本来探していた情報の本質を, より詳細に理解させてくれるのかも知れない. そう考えると検索エンジンで引っかかる,全く関係ない情報も無下にはできないかな?

Posted by Rust Stnard at 19:36