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2004年3月15日

[PC] 陰謀と画策と失策と

「SCOへの出資はMSの紹介」とBayStar認める
やはり本物? SCOとMicrosoftの結び付き
SCOの主張はもはや「ぼろぼろ」
入り乱れる相関図、SCO訴訟はまるで昼メロ
技術開発競争により生じる著作権問題であれば,確かに正当に闘わなければならないだろう. だが現在のSCOの状況はそうは見えない.

無から利益を生じさせることができれば,それは素晴らしいことだ. ありもしない権利を主張し,それにより権利料を徴収できるならば, どの企業もこぞってその手法を取るだろう.だがそれが社会的にまた法的に許されるわけはない. ただ今回の問題では,実際にSCOが権利を持つSource CodeがLinuxに流用されているどうかの判断ができにくい状況にある. SCOがその証拠の提出に積極的ではないからだ. マスメディアに対してのアピールにおいては非常に積極的だ. 非公開で該当部分を解説していたりする.これではSCOが悪の搾取者に見えてしまうことにならないだろうか. しかもMicrosoftがこの計画に荷担している可能性もあるという.Linux Communityの大いなる敵であるMicrosoftSCOの味方となれば....

別段Microsoftが 嫌いというわけではない.そもそも私も仕事や個人でWindowsを使用しているし, Microsoft Word/Excel/PowerPointは非常に便利だ. Microsoftの技術力が高いと言うことは誰の目にも明かである. だがこのような方策に出ることが,特に弱いものいじめような方策をとることが多い. 周りからそう見えているだけで,会社とその利益を守るためには仕方のないことかもしれないのだが.

コンピュータ業界に,真の平和はやってくるのだろうか.戦争や争いごとのない, 正々堂々とした真っ向勝負の戦いのみの世界が.

Posted by Rust Stnard at 20:00